2010年05月07日

老子が説く"三宝"

老子(タオ)にいわゆる「老子三宝の章」という有名な一章があります。

我に三宝あり。(持して之を保つ。) 一に曰く慈(じ)。二に曰く倹(けん)。三に曰く敢(あえ)て天下の先とならず。慈なり、故に能(よ)く勇。倹なり、故に能く広し。敢て天下の先にならず、故に能く器の長と成る。今慈を舎(す)てて且(かつ)勇に、倹を舎てて且広く、後(おく)るを舎てて先んぜば、死せん。

超訳すると、

我に三宝あり。第一に慈。第二に倹。第三に人を先にやる。世間の人間は先頭になろうとして争うが、そういうことをしない。慈愛があるから勇気が出る。

正に老子です。自然に委ねて、ゆっくりマイペースに進む、考え方を示したものですね。

”倹”とは、くだらない私心私欲に関心がないことで、それにより心にゆとりが出来、広い心が持てますね。視野が広がります。

他人と競争しなくても、自然にゆっくりと人間性が高められていきます。でも、慈愛を捨て、倹約にお構いなく、我先にあれもこれ求めることで、人間性(心の広さ、豊かさ)がなくなりますね。

今の時代、こんな人々が多いですね。自分も、何年か前はそうでしたが、

また、今の時代での矛盾、衝突、混乱、殺人、自殺などは、結局、人間の慈愛を捨て、倹を捨て、自省せずに、自分の功利に向かったせいだと思います。

こんな状態では、肉体的にも、精神的にもだんだんと、もしかして、もう既に、病的状態になっているかもしれませんね。

一度、老子思考で、他と比較せずに、自分の価値観で、マイペースに人生を進んでみたらどうでしょう。自分ももっと早くから気づけば良かったと、今、後悔してます。

自分の正しい価値観、志(こころざし)をもてるように学びましょう!


(出典:"安岡正篤一日一言"致知出版社刊より)
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2010年05月06日

マザー・テレサの言葉

マザー・テレサの言葉に、

"愛情という言葉の反意語は、憎悪ではない。無関心である"、というのがあります。

まさにその通りですね。人間は、誰でも自分に関心をもってもらいたいと思っています。また、心の中で叫んでいます。

1日1回でも良いですから、会社では部下や同僚そして上司に対して、声を掛ける、話をする、相談にのる、情報交換など、コミュニケーションの頻度を高めるようにしたいものです。

このことは、会社内だけでなく、広く一般的に行いたいですね。

結局、人間の愛情とは、他の人に関心を持つことから始まります。今の世の中、皆が無関心を装っていることが多いですね。

出来るだけ人や自然などに関心、興味を持って接しましょう!そこから新しい何かが芽生えてきます。
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"超訳 ニーチェの言葉"を読んで

最近、ベストセラーになっている"超訳 ニーチェの言葉"を読んでみました。

それで気が付いたことは、これを出版している"Discover"という会社の目の点けどころが"上手い"ということですね。時流を読むのが上手い。

超訳による各頁が、1つの言葉を要約的に、平易に、分かり易く説明していること、そして、こんな時代にふさわしい精神的な本を出版していることです。

私自身も、この出版社の本を結構買っています。その中で、精神論的なものは、

"超訳 ニーチェの言葉"
"アランの幸福論"
"バルタザール・グラシアンの賢人の知恵"
"菜根譚(さいこんたん)"

また、勝間和代氏の一連の本を企画・出版したのもこの出版社で、女性社長、干場弓子氏ですね。本屋さんに行くと"Discover"コーナーがあり、ここのホームページ、女性社長のブログも充実しています。戦略・プロモーションの出版社ですね。
http://www.d21.co.jp/

幻冬社もすごいですが、

でも、どうでしょう? これらの本をみると、内容が今一歩突っ込んでいませんね。多分、若者向けに親しみ易さを、手にとってもらえることを第一としているからだと思いますね。

この出版社の本を読む時、コツが必要かも、特に、精神的な本では内容が分かり易いため、そのまま納得したようになってしまいます。一度、自分の頭で具体的なことを想定して、思いめぐらすことが重要ですね。そして、何度も読むことです。

そんな読み方をすれば、より効果的な読書が出来そうですね。
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2010年05月05日

これからの教育法

最近、若い人たちへの研修や経営トップへのコンサルタントをしていて思うのは、世の中の教育法って???ということですね。

どうしても、病気の対処療法みたいに、表面的スキル、テクニック(一時的効果が見えやすい、分かりやすい)を教示する傾向にあります。

本来は、病気の治療の場合、内部からの根本的原因を探っての治療が必要で、これにより持続的な改善が図れます。つまり、対処療法的な西洋医学に対する東洋医学ですね。

緊急時には、対処療法が必然です。でも、平時(命の別状がない時など)には、東洋医学的検地からの治療が重要です。

どちらも一長一短があり、両方のバランスある治療が必要と同じで、教育も、もっと精神的なもの、正しい価値観を教える必要があります。その上で、考えるスキル、テクニックの教授ですね。

そんな時思うのは、幕末の吉田松陰の教育方法ですね。経営コンサルタントの船井幸雄氏は、"吉田松陰の教育法には、6つの原則があった"と言っています。この考えには、私も同感ですね。

1.自信をもたせる
2.使命達成法を教える
3.至誠で生きる大切さを教える(自分の信じる"志(こころざし)"をもつ)
4.勇気をもたせる
5.プラス思考
6.約束を守る

この6つの原則を守る経営トップは、私の周り(実際に接した人達)には、ほとんどいませんでした。また、今の時代、大学、MBAを含めても、若い人達への教育指導者にも少ないようですね。

これからの時代、パラダイムシフト(考え方の基盤の転換)が起こり、これらの旧来の思考方法(正しい価値観)が必要になってくると思いますね。

そして、これを前提にして、"読み、書き、そろばん(コンピューター)"です。そんな教育が大人にも、子供にも必要ですね。

(出典:"船井幸雄の60の言葉"佐藤芳直著、マガジンハウス刊より)
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2010年05月04日

豊貴のこころ

経済アナリストの藤原直哉氏の著書”豊貴のこころ”を読んでみました。この本は、10年以上前に書かれたもので、偶然ブックオフで見つけ、買い求めたものです。以前から読みたい本の一つでしたね。

実際読んでみて、10年経っても、考え方の本質は変わらないことが分かりました。私自身の思索の旅もまだ続いていることにも気がつきました。

富貴のこころとは、本当の豊かさとは、本当の貴さとは、何かを問い直すことですね。自分自身、55歳になり、まだその本質がはっきりと掴めていません。ただ、だろうな、という感触は掴めていますが、

でも、この問いを自分自身に問いかけ続けていると、自分の生き方の目的が分かってくるような気がしますね。

そして、今の大変な時代を生き抜き、将来の明るい展望を見出す為にも、この"本当の豊かさとは、本当の貴さとは"自分自身への問いかけは必要ですね。

それにより、無駄な努力で、自分の短い人生を棒に振ってしまい、晩年に、悔いの残る人生を思うことが無くなると思います。

私が掴みかけている、もっとも富んで貴いものは"愛"ではないかということです。その"愛"で、他の人に働きかけ、社会に働きかけ、世の中全体が幸せになることですね。

それには、"愛"、すなわち、他者に関心を持ち、感謝のこころを抱き、プラスのエネルギーを発信することですね。それが皆に行き渡り、また、皆も、そのプラスのエネルギー(愛)を他者に発信する。好循環が発生します。

そして、地球全体(宇宙)がプラスのエネルギーに包まれる、そんな世界を想像しています。



(出典:"豊貴のこころ(みんなで元気に蘇る思想)"藤原直哉著、三五館刊より)

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2010年04月23日

人生の意味

時々人生って、何だろう?と思うことがあります。50代の半ばとなり、自分の人生を悔いるのでしょうね。

こんなとき、自分のノートに記した言葉を見返します。それは西郷隆盛の書き残した言葉と佐藤一斎の「言志四録」の言葉です。

彼が、沖永良部島に島流しになったときに、佐藤一斎の「言志四録」をぼろぼろになるまで読み、そこから101条を選び出したものが「西郷南洲遺訓」と呼ばれるものです。

その最初の四か条が人生の意味について、どう考えるかに焦点を当てたものですね。私が気に入っている言葉です。

1.人の価値は、どれだけ人のために生きているのか
2.地位や名誉、そして見せかけの成功にまどわされてはいけない
3.情(人への思いやり)が宇宙万物を一体とさせている
4.何事も人を相手にするのではなく、天を相手にして取り組め

この四か条を見返すごとに自分の戒めになります。50歳までの自分の人生を振り返ると、この四か条の反対のことをしていたように思います。

また佐藤一斎の「言志四録」にこんな言葉があります。

「一燈を堤げて暗夜を行く。暗夜を憂ふること勿れ。只だ一燈を頼め」(言志晩録13条)

意味は”凡人の常として、人は自分を問題にせず、他人や環境を問題にしがちだ。しかし、暗夜で頼みになるものは、ただ己の提灯(ちょうちん)だけだ。それさえあれば、もはや暗夜は心配するに及ばない。”ですね。

つまり、他人や環境(資産や職場環境など)に問題の起因を求めても解決しない。自分自身の問題として考え、改善、向上を図るのが大事だ、と言っています。

自分の頭で考え、行動することで、初めて周りの人達の助けなどが得られますね。また、自分に強い信念、志(こころざし)をもてば、その先がどうあれ、自信を持って前に進めるではありませんか!

そして「言志四録」の著者 佐藤一斎は、

「人間のレベルを決めるものは、結局のところ志だ」と言っています。

正にその通りです。人間が詩を立てるということは、自分の心の中のローソク(心の灯火)に火を点ずることで、これからの人生の道に光を灯し、行くべき道が分かりますね。

上記の言葉を肝に銘じて毎日を生きて行くようにしています。皆さんも、自分の志(こころざし)持っていますか?

(出典:"下坐に生きる"神渡良平著、致知出版社刊より)
posted by お坊 at 20:46| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月22日

振り子から考える人生の生き方

昨日に続き、"振り子"の話です。

我々凡人は、振り子球(自分)が天や色々な人のおかげで生きている、それは、振り子の糸ようなモノですね。

左右に振れると原点に戻してくれる、見えない力、周りの力の総合力です。

ところが、人間は、色んなことで有頂天になると、この力を忘れ、自分一人で成し遂げた気持ちになり易いです。この例は、数えきれないくらいありますね。そして、周りの意見や内なる声を無視して、イケイケドンドンの行動をとります。そして、破滅に向かう場合が多いですね。

これは、丁度振り子で言えば、繋がっている糸を自分からはさみで切るようなものですね。すると、振り子球(自分)は、あらぬ方向に行ってしまい、救いの手(振り子の糸)に掴むことが出来ません。つまり、誰も救いの手を出すことが出来なくなります。


こんなイメージが、今の時代を表すものだと思いますね。

皆さんも、見えない力、周りの助け、という総合力を認識しましょうね。大事なことですよ。感謝の心を忘れずに!!



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2010年04月21日

"中庸"という考え方

あんたは、"中庸"という考え方を説明できますか? なかなか難しいですね。

でも、ある本からヒントを得て、私はこう理解しました。

振り子のイメージを考えてみて下さい。ある程度力を入れて、振り子を振らすと、左右に振れますね。その時の原点、振り子の速度が一番早い点、何も力を入れないと停止する点です。これが"中庸"のイメージだと理解しています。

人生、振り子のように、自分だけでなく、周りの影響で、左右に振れますね。若い内はその振れが大きいが、年を取る毎に小さくなって行きます。 

でも、常に、原点を意識して、戻るところを考えるのです。どんなに大きく振れても、必ず原点に戻ります。この原点が正しい価値観だと思います。これが私の考える"中庸"のイメージですね。

そして、振り子は、この原点を通るとき最大スピードです。常に前もって考えないと、通過点が分かりませんね。この前もって考える(ポジティブ思考)のが、哲学(正しい考え方)だと思いますよ。

人生をある程度過ぎると、この振り子の左右への振りがだんだん小さくなり、原点近くで静止するようになります。また、そうしたいですね、

そのためには、振り子を動かす主体が、天の力と思い、気負った力を抜くことです。つまり、最善を尽くすが、後は、余分な力を入れずに、自然に任すことですね。

身の丈にあった力を出して、遣り過ぎないこと、そして、常に原点を意識して、振れの範囲を考えて、行動することだと思います。

最後に、ある本とは、"人生の原理"小宮一慶著、サンマーク出版刊ですね。良い本ですよ。人生の生き方の原理・原則が書かれています。


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2010年04月10日

「一燈照隅、万燈照国」という言葉

私の好きな東洋思想の大家、安岡正篤(やすおか まさひろ)の言葉です。また彼の生涯を貫く信条でもありました。

この言葉を自戒の言葉の一つにしています。

物事や自己の改革を目指す時、必ず陥る「無力感」というものがあります。この内なる無力感がいかなる難敵にも増して強敵です。

「大勢の中で。何の力もない自分が独りがんばってみても、多勢に無勢、何の影響力もない。結局は、長いものに巻かれるしかない」そんな無力感ですね。

こんな無力感、ぼやきに対して、安岡正篤は言っています。

「一隅を照らそうと決意した者がまずやらなければならないことはこの内なる無力感と戦うことだ。これと闘い、克服して、自分の持ち場や責任分担において、一隅を照らすようになったとき、引き上げられて、より広い範囲で、より多くの人とともに仕事をするようになる。しかし、すべての始まりは、自分の足下の責任分担から始まるのだ」

この言葉は、とても重要な示唆を含んでいますね。自分が先陣を切って、改革を押し進める。たとえ、その一歩が小さくとも、バカみたいに、当たり前のことを、ちゃんとやり続けると、周りの人が、協力してくれるようになる。そして、大きなうねりになって行く。

現状を嘆くのではなく、その状態になっていることに責任を感じ、それの改善、改革のための不退転の闘いをすることですね。

安岡正篤が私淑した中国の思想家、王陽明(陽明学の創始者)の言葉に「山中の賊を破るのは易く、心中の賊を破るは難し」がありますが、正にその通りです。

もっとも難しいのは、自分の弱さとの闘いです。このことを肝に銘じたいですね。

(出典:"「宇宙と人生」安岡正篤"神渡良平著、佼成出版社刊より)


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2010年04月09日

良寛の詩が教えてくれるもの

私の好きな漢詩の一つに良寛(江戸時代の僧侶)のものがあります。

静夜 草庵の裏(うら)
独り奏す 没絃琴(もつげんきん)
調べは風雲に入りて絶え
声は流水に和して深し
洋々 渓谷に盈(み)ち
颯々 山林を度(わた)る
耳聾漢(じろうかん)に非(あら)ざるよりは
誰か聞かん 希声(きせい)の音を

静かな夜がしんしんと再けていき、貧しい草庵の内で私は独り、絃のない
琴の調べに聴き入っている。その妙なる調べは風雲に入り、せせらぎの
音と調和し、広々と渓谷に満ち、颯爽(さっそう)として山林を渡っている。
それは私が奏でている音楽なのか、それとも自然が奏でている音楽なのか、私にも定かにわからない。いずれにしても、世間の雑音には耳を傾けない者でなければ、この妙なる音楽は聴こえまい。

良寛のこの詩は、現代人が忘れかけているものを教えてくれていますね。

自分が、ビジネスパーソンとして、無我夢中で仕事に邁進していたときには、味わえなかった自然の音が、最近聞こえるようになったみたいです。まあ、年をとったせいかもしれませんね!

あなたも日常の忙しさから一歩抜け出して、自然の妙なる音を聴いてみませんか?
きっと身も心も癒されますよ!

風定まってはな猶(なお)落ち
鳥啼いて山更に幽(しずか)なり
観音の妙智力(みょうちりき)よ
咄(とつ)

咄(とつ)とはものごとがあまりにも真に迫っているので驚いて発する声のことですね。

風は止んでいるのに、また花びらが落ちてくる。あ、鳥が啼いた。何だか深山幽谷にいるようで、かえって山の静けさに気づかされた。ああ、一切をはぐくんでいる観音の妙智力よ(自然の力)。すべては一つのいのちから発していたのだ。

静寂は私たちの繊細な感覚(人間が本来持っている感覚)を蘇らせてくれます。そして本来のやさしい心に戻してくれますね。

(出典:”安岡正篤「宇宙と人生」”神渡良平著、佼成出版社刊より)


posted by お坊 at 22:05| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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