2010年07月04日

背中が語る

儒教では、"人間は面より背の方が大事だ"と言います。

儒教の"儒"は、思想とか学問が単なる知識や趣味に止まらずに、身につく、体になる(体と渾然一体になる)、という意味ですね。

孟子は、"面に見(あらわ)れ、背にあふる(現れる)"と説いています。つまり、孟子はその人の学問が深くなり、一流のものになれば、その人の性命(渾然一体の風格が出る)になる、ということです。まあ、背中から"オーラ"を発するようになることですかね。

徳や力というものは先ず面(表)に現れるが、次ぎにそれが背中、つまり後姿に出て来てこそ本物になったと言えます。後光が射すと言いますが、前光より後光ですね。

それ故、人を観るときは、前より後から観るのが良いと、儒教では説いていますね。前はつくろうことが出来ますが、後はごまかすことは出来ません。

後姿の寂しいというのは何よりも良くありませんね。私も、会社を辞めて、道(志)を探し求めていた際、娘にこの言葉を言われましたね。ショックでした。いつも、自信を持って行動していましたからね。

また、会社時代、東京日比谷の国際ビル(帝国劇場が入っています)の地下の駐車場に行く際、エレベーターで帝国劇場の出演者とよく一緒になりましたが、確かに、一流の俳優さんは違いますね。オーラが凄いです。こちらが狭いエレベーターの中で、怯みますね。

特に、すごいなあ、と思った人は、森光子さん、北大路欣也さんなどですね。
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2010年07月03日

人生は螺旋階段

最近、自分の人生を振り返ってみて、螺旋階段を思い描きますね。

自分の考えに基づく行動は、紐の先におもりを縛り付けて、ぐるぐる回している、中心は自分の行動原理?で固めているようなもので、少しでも、その行動原理?が緩むと(自信喪失、我を忘れる、、)、おもりと紐は、遠くに飛んで行ってしまい、努力して、自分で取りに行かなければ、得られない。凄い労力を必要としますね。

でも、どうでしょう! 人生はこの円運動だけでありません。森の中で迷子になり、同じところをぐるぐる回っている、そんな状態だけでないんですね。

これは平面運動、つまり大地を動くようなもので、これに縦方向の動き、上昇・下降という流れが人生にはあります。つまり、螺旋階段のイメージですね。円運動(ぐるぐる回る)と上下に移動する、ぐるぐる回りながら階段を昇る・降りる行動ですね。

人生、何度も同じ過ちをし、原点に戻り、成功して、有頂天になり、羽目を外して、また原点に戻る。たとえば、オカネです。ある時は、余裕のよっちゃん、でもある時は、その日の生活費に事欠くことさえあります。人生、波瀾万丈です。

自分の人生を考える時、この”螺旋階段”をイメージしてみたらどうでしょう! その時点での自分の人生の縦方向の”人生の価値、行動原理”の位置関係を想定するのです。

10年前、5年前、3年前、1年前より、
充実しているか? 
満足しているか?
家族を幸せにしているか?
何か目標があるか?など、など

自分の人生の価値、行動原理について自問自答すると良いですね。
そして、10年前、5年前、3年前、1年前よりプラス、マイナスなのか、その程度差はどれくらいか?想定し、次への行動に生かすことですね。

若い時は、10年、5年単位で、考えても良いですが、私みたいに50代半ばでは、1年単位で考えますね。今は、昨年に比べ???

人生って、同じところを何度も通っています(上から見れば)。でも横から見れば高さの違いがあります。螺旋階段の上に行ったり、下に行ったりですね。大事なのは、自分の現在位置(高さ)を認識すること、と螺旋階段から踏み外さないことですね。
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2010年06月28日

相手に気づかせる

経営コンサルタントや研修講師などの仕事ををしていると、相手をどう理解させるかに神経を使いますね。

コンサルタントと研修講師の方向性の違いは、相手に答えまで提示するか、相手に気づかせ、相手に自分で解答を提示させるようにする、という点で、後者が研修講師の役割だと、私は思っています。また、実際そのような手法を採っていますね。

コーチングの基本も、研修講師とおなじです。ただ、個人対応、集団対応の違いです。コーチングは基本的に個人対応ですね。

相手に気づかせ、相手に自分で考えさせて、解答を提示させるようにするには、当方の忍耐と相手への愛情が必要です。また、それなりの経験と智恵を有し、ヒントにつながる具体的な経験談、事例を示し、相手が容易に理解できるように、適宜話しかけ、そして、沈黙をする。

沈黙することで、相手は自分で考えるようになる。会話、沈黙、の繰り返しですね。決して、ずっと会話してはいけません。解を教えたくなります。人間の心情ですね。我慢が必要ですね。

それにより、相手は自分の頭で、考え、そして、具体的方法を見出す。それをじっくり聞いてあげ、貶さず、褒めてやり、より良い方法をさらに考えれるように、具体的事例、体験談を示してあげる。とにかく、相手に自分で、考えさせるため、解答を安易に示さないことが、このプロセスで重要ですね。

このやり方で、研修後の実践行動が活性化している場合が多いようです。それは、自分で考え、具体的行動まで導いたために、実際に活用できるようになったのでしょうね。

上記の方法は、子供への教育、部下への指導などに応用できますね。この場合大事なのは、わずかな時間でもよいですから、頻繁に時間をとって、具体的事例、体験談語りかけることと相手の話を聞いてあげることですね。

こんな時代だからこそ、このような密なコミュニケーションが大事です。色々な問題の発生原因は、密なコミュニケーション不足からの場合が多いように思われますね。
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2010年06月27日

東京スカイツリーを観て思うこと

最近、東京スカイツリーの近く(墨田区)で、仕事をする機会が多く、その際よく眺めています。現在、398mの高さになっていますね。

http://www.tokyo-skytree.jp

このタワーを見て思うのは、人間の肉体と魂の関係ですね。現在、このタワーは、真ん中は空洞で、周りを鉄骨で組み上げられています。最後に、真ん中に巨大なセメントの心柱を通します。これは、日本の古代木造建築の手法を応用したもので、たとえば、法隆寺の五重塔の構造と同じですね。

1300年以上も地震等の災害で倒れずに、現在まで残っている法隆寺の五重塔の建築技術の素晴らしさ(心柱による揺れに対する衝撃に緩和、釘を使わない木材と木材の遊びによる色々な衝撃への緩和等)の現代的な技術承継です。もちろん、コンピューター、レーザー技術などの進化の賜物ですね。

このタワーの構造が、人間で考えた場合を眺めながら考えていました。回りの鉄骨による見た目(青空に白が映えて綺麗ですね)、これが人間での飾り立てた姿(外見)です。でも、現在の建設中のタワーは、心柱がなく、大きな自然災害に弱いですね。つまり、魂が入っていない。 

現在の経済状況のような外部変化への対応に弱い一般の人間の姿に似ていますね。でも、今後タワーの中心にしっかりとした心柱ができ(魂)、自然災害に対応できる東京スカイツリーになった時、外部だけでなく、その構造自体も生命を宿し、長く東京のシンボルとして、皆に慕われるでしょう。正に、内にも、外にも強い、志の強い人間の姿(生命体)になりますね。

同様に、人間も外部だけでなく、内面の充実を図ることが重要ですね。この心柱は、根元がしっかりし、先端部分がシナル構造で、丁度、振り子を反対にしたイメージですね。つまり、以前私がこの日記で書いた振り子的人生での、しっかりした自分の人生のこころざし、価値観に基づいた生き方に、この心柱がオーバーラップしますね。

そんな思いを建設中の東京スカイツリーを見て、感じています。
 
「仏(ほとけ)作って魂(たましい)入れず」

努力して物事をほとんど成し遂げながら、もっとも肝要な一事が抜け落ちている、肝心な一点が抜けていら、完成したとは言えない、と言う事です。現代社会の色々な場面で、指摘できることですね。まずは、自分から実践しましょう!

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2010年05月18日

バランスのとれた健康

最近、メタボでの肉体的チェックに気を配る傾向が強いですね。しかし、人間の健康って、心と体のバランスも含めたものだと思います。

この心と体(肉体)のバランスのとれた健康法を考えてみましょう!

まず。健康になるような強制された努力って必要ないように思います。健康って言うのは、既に自分の体に備わっており、それを乱さないようにすれば良いような気がします(これは他者の受け売りです)。

もちろん、生命の危険がある場合(そこまで健康が害している)、当然、医者の指示に従うべきですね。でも、注意信号が灯った程度であれば、自己療法で良い気がします。持論ですが、、

私自身、会社員時代、車通勤で、健康チェックで引っかかっていましたね。体脂肪、コレステロール、糖尿病予備軍などで、薬による予防と強制的運動と言われてました。確かに、現在の体重+10kgありましたね。

でも、車通勤を辞め、適当に気分転換のウォーキング、酒を減らし、甘いものを控えたら、正常値に近づいています。特別な強制的運動は嫌いなので、適宜ですね。自分の内部が認知している健康状態に戻す(乱れを正す)それだけで良いようですね。

そして、大事なのは、自分が本当にやりたい仕事・趣味などを見つけ、積極的に、楽しくやる(行動する)こと、これが一番の(心と体のバランスのとれた)健康法だと思いますね。

因みに、私の精神的メンターである東洋思想家、安岡正篤氏は、ビジネスマンの健康チェック法としての10ヶ条を示しています。

1.日常飲食は質量共に適正か?
2.毎夜睡眠具合はどうか? 安眠熟睡ができるか?
3.自分に適当な運動をしているか?
4.自分の心身に害がある悪習はないか?
5.自分は生活上の問題に一喜一憂しやすくないか? 何があっても平常通り執務できるか?
6.自分の仕事にどれだけ自信と希望があるか?
7.自分は有意義な内面生活を有するか?
8.自分は、良き師、良き友を持っているか?
9.自分は日常座右を離さぬ良書を持っていRYか?
10.自分は独自の信念、箴言(しんげん)、信仰の類を持っているか?

この10ヶ条で、時々自分の日常生活を内観すると良いと思います。
更に、安岡正篤氏は、自療法として「五医」を勧めています。

1.欲を少なくして惑(マドイ)を医(いや)す
2.静座して躁(ソウ:がさつさ)をいやす
3.事を省いて忙をいやす
4.友をえらんで迂(ウ:にぶさ)をいやす
5.書を読んで俗をいやす

2は瞑想して、心を落ち着かせること、5は書を読んで、下手な考えを正すことですね。

私も、時々上記の健康チェックと「五医」を実行しています。

(出典:「運命を創る」安岡正篤著、プレジデント社刊より)
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2010年05月16日

あるギリシャ神話から

『自分を磨く方法』(アレクサンダー・ロックハート著、Discover刊)を読んで、その"おわり"に書かれていたあるギリシャ神話が気になりましたね。

その神話とは、

かって、オリンポス山に住む神々が合い着を開き、幸せの秘訣をどこに隠せば、人間はそれを見つけたときに最も感謝するかを話し合ったという。「高い山の上がいい」「地中深くに隠そう」「深い海の底に隠すべきだ」など、さまざまな意見が出た。そのあとで、ある神が「人間の心の奥深くに隠すのが一番いい」と提案した。

この話を読んで、あなたは、どう思いましたか?

太古の昔から、人間は"幸せな人生をおくる秘訣"を探し求めて続けています。"幸せの青い鳥"ですね。でも、多くの人は、その秘訣を見つけることが出来ませんでした、また、出来ません。

それは、自分の心の奥底に隠されていることに気づかないからです。自分の外にその秘訣を追い求めていた、また、追い求めていますね。

幸せは、業績、地位や財産などの目に見えるモノの大きさでなく、自分(心の中)が豊かな気持ちでいっぱいになっているかどうかで、その価値が決まるモノですね。自己実現の満足度の度合いです。

『自分を磨く方法』の著者は、この本の最後に


幸せの原点は、心から楽しめる対象を見つけることだ。幸せは、善意、寛容、理解、愛を込めて他の人たちと調和のとれた人間関係を築くことによって育まれる。

自分に喜びと心の平和をもたらしてくれるものを決定することは、人生の幸せを手に入れるための出発点だ。自分を発見することを通じて、あなたは幸せの秘密を見つけ出すことができる。それは自分の心の奥底に隠されているのだ。

と記していますね。

これって、正に、"足るを知る"ですね。
加島祥造著『タオ(老子)』筑摩書房刊、からこの部分を引用します。


頑張り屋は外に向かってふんばって
富や名声を取ろうとするがね。
道(タオ)につながる人は、
いまの自分に満足する、そして
それを本当の富とするんだ。


つまるところ、自分の内面を観て、"幸せ”の度合いを実感することですね。

(出典:『自分を磨く方法』アレクサンダー・ロックハート著、Discover刊、『タオ(老子)』加島祥造著、筑摩書房刊より)
posted by お坊 at 15:16| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月15日

”素直な心”とは、

ところで、”素直な心”とは、"どんな心"でしょうか? 

私もそうですが、イメージとし分かりますが、具体的に言葉で表すとなると、難しいですね。でも、かの松下幸之助は、自著『素直な心になるために』PHP研究所刊、で具体的な言葉で、"素直な心"について述べています。

これを『松下幸之助の菜根譚』の中で、著者の皆木和義氏が10か条の形でまとめています。

1.私心にとらわれない:私利私欲にとらわれることのない

2.耳を傾ける:だれに対しても何事に対しても、謙虚に耳を傾ける心

3.寛容:万物万人、一切をゆるしいれる広い寛容な心

4.実相が見える:物事のありのままの姿、本当の姿、実相というものが見える心

5.道理を知る:広い視野から物事を見て、その道理を知ることの出来る心

6.すべてに学ぶ心:すべての物事に対して学ぶ心で接し、そこから何らかの教えを得ようとする謙虚さをもった心

7.融通無碍(ゆうづうむげ):自由自在に見方、考え方を変え、よりよく対処していくことのできる融通無碍の働きのある心

8.平常心:物事に対しても、平静に、冷静に対処していくことができる心

9.価値を知る:良いものは良いと認識し、価値あるものその価値を正しく認めることができる心

10.広い愛の心:人間が本来備えている広い愛の心、慈悲の心を十二分に発揮させる心

この10ヶ条、とても分かり易く表現されており、自分のメモ帳に記して、講演・研修の時に活用しています。

また、この10ヶ条で、自分が”素直な心”の状態かどうかのチェックに使えますね。特に、物事がうまく行っていないときに、自分の心の状態を冷静に分析するなどに、また、寝る前などにも1日の反省として、そして、ぐっすり寝れるのでは?

(出典:『松下幸之助の菜根譚』著者 皆木和義、あさ出版刊より)

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2010年05月11日

複雑系のマネジメント

ゴールデンウィーク中に、田坂広志著、”まず、世界観を変えよ(複雑系のマネジメント)”の新版を読んでみました。もちろん旧版も10年ほど前に読んでいます。

そのなかで、タイトル通り、田坂氏は、複雑系のマネジメントについて今回版で、深く切り込んでいますね。この10年間のITの促進により、世の中の各種のシステムがより複雑になり、それに伴い、「想定外の問題」が多発するようになりましたね。

最近のニュースでは、東京練馬、豊島園の遊戯施設の事故ですね。それらの問題はどこに原因があるのでしょうか?

私は、原因について、基本的に2つ考えられると思います。実は、田坂氏の本からの受け売りですが、、、

1つ目は、より複雑なシステムになり、それは、既存の色々なシステムを複雑に組み合わされて、今日の複雑なシステムとして考えた場合での、問題分析です。

この場合、今の複雑なシステムをより簡易なシステム(モジュール)の集合として、それぞれに分解し、各システムの掛け算で、置き換えて、それぞれのシステムの問題を分析するのです。つまり、複雑なシステムの問題は、個々のより簡易なシステム問題の総合結果として捉えることですね。

例えて言えば、12と言う数字を因数分解して、2x2x3のようにして、各素数を考えることです。または、小学校の30人の学級を複雑なシステムとして考え、30人の生徒それぞれを個別に考えることですね。

2つ目は、物事が複雑になってくると、「新たな性質」が生まれる、という現実的法則ですね。
つまり、複雑になると、あたかも「生き物」のような性質を示し始めるのです。

そして、たとえば、生きた魚を「解剖」すると、当然「生命」が失われるように、複雑なものを「分割」して、「分析」すると、新に生まれた「生命的な性質」が、消滅してしまうのです。

さらに、「生命的な性質」だけでなく、あたかも「意志」を持っているかのように、複雑なシステムは振舞い始め、我々が自由に「管理」し、「制御」し、「操作」することが出来なくなります。

極論を言えば、日本列島に向かって進む2つの大型台風の今後の進路方向の予測のようなものですね。

現代の複雑系のマネジメントでは、後者の問題点がクローズアップして来ています。そのためその問題解決が難しく、予測できにくい状態ですね。

また、前者の「複雑な問題」を、小さな部分に「分割」し、分析する方法でも、近年問題点が出て来ていますね。それは、各モジュール(小さな部分)のセーフティ・マージン(安全余裕率)は、決して100%にならないことです。

安全の仮説を立てるとき、正規分布的(学校の偏差値のグラフを思い出してください)に考え、80%+を想定するからですね。(テスト結果の偏差値で言えば、85以上、30以下は、想定外ということですね。)
豊島園の事故では、シートでの安全バーから両足をはずす、という行為を想定していませんでしたね。これですよ。

そうすると、各モジュールの安全率を95%(0.95)とそれば、

複雑なシステムの安全率=0.95x0.95x0.95x0.95x
で、そのモジュールが増えるほど掛け算が増える、つまり、安全率が減るということです。

因みに、モジュールが3つの時は、86%(0.8574)
      モジュールが4つの時は、81%(0.8145)
           モジュールが5つの時は、77%(0.7738)

ですね。

(出典:、”まず、世界観を変えよ(複雑系のマネジメント)”田坂広志著、英知出版刊より)
posted by お坊 at 15:04| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月10日

人間の欲求源は、

心理学で超有名な原則があります。”マズローの欲求階層説”ですね。

アブラハム・マズロー(1908-1970)は、人間性心理学の「精神的な父」と呼ばれ、初め、熱烈な行動主義者であったが、そのアプローチ方法に限界を感じました。

特に、「現実の人々」を無視した研究方法に我慢できず、実際の「健全な人々」がどうして「完全な人間らしさ」に成れるのかを、著名な人々を研究して彼らの特徴などから共通特性のパターンを調べたのですね。

その結果、分かったのが、”マズローの欲求階層説”です。これは色々な方面で活用されている原則ですね。特に、人の動機付けに、また、人々の購買に対するマーケティング戦略に利用されています。

基本的に欲求は5階層になっています。一番下から生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求、尊厳の欲求。自己実現の欲求です。自己実現の上は、私は、”神の領域”と呼んでいます。

我々は、各階層を順繰りに1歩1歩昇っていきます。そして、一足飛びはありません。何度も昇り降りしながら、上に進みますね。

1.生理的欲求は、動物的本能ですね。飲み、食い、睡眠など

2.安全の欲求は、潜在的に危険な物体や状況から身を守る欲求ですね。つまり、我家で、風雨にさらされずに安全に寝る欲求などです。

3.社会的欲求は、人間独りでは生きていけませんね。誰かと一緒に、そして、仲間を求める、グループに所属する、欲求ですね。

4.尊厳の欲求、別名自我の欲求と言います。これは、家族、仲間、グループで過ごしていくと、自分が認められたい、評価してもらいたい、また、威張りたい、支配したい、などの欲求が出てきますね。これが尊厳の欲求です。

5.自己実現の欲求は、自分がしたいことを見つけ、それの実現に向かって進む欲求ですね。企業を立ち上げ、大きくなり、若くして会社から退いて、自分の好きなことにチャレンジする元ベンチャー社長の生き方ですね。

ここで重要なのは、4の尊厳の欲求段階です。ここが人間としての器量が問われるところですね。この段階で、人を支配したい、威張りたいで終わってしまう人がどれだけ多いか、企業の場合、晩節を汚す人ですね。

自分の現在の認知、評価で満足するのでなく、さらに自分の人生の使命を探し、上を目指すことです。そうすれば、次の世代に会社の実権を承継して早々に会社から離れることが出来ますね。

富士通の昨今の社長人事問題は、この典型でしょうね。我々が、人間性向上を行っていくには、この4段階(尊厳の欲求)が勝負です。1から3段階へは、誰でも到達出来ますね。

いや、今の時代、難しいかもしれません? 2階層や3階層で躓いている人たちが多いのも事実ですからね。路上生活者、引きこもり、ニート、、

でも、常に自分の現状より1段上を目指して、がんばりましょう! それが、持続的な動機付けになりますよ。

また、この5階層を頭にイメージしておくと、自分の現状を把握できますね。
posted by お坊 at 07:12| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月08日

本当の行動力とは

勝間和代さんの本で、啓蒙された点が1個あります。それは、実行力、より適切な行動を起すことで、効果が上がると言うことです。

勝間流に言えば、"より適切な行動を起すことで、圧倒的に他者より優位に立てる"、と言うことですが、私はこの表現は嫌いですね。

我々が講演会、セミナーなどに参加して、その内容の中からこれは良い、役立つと思う点をメモします。でも、どれだけの人が、そのメモを後日に見直し、自分の仕事や行動に反映させ、その効果を検証して、さらに改善、改良しようとの、努力をするでしょうか?

彼女は、”ビジネス思考力を磨くためには、手数を多くすることです。”と言っています。私もこれには同感ですね。

さらに、例のごとく、数字で解説しています。

短時間で適切な情報を集められる人が20%くらい、そのうち推論をしっかりと働かせる人が20%、最後にそこから行動につなげる人が20%くらいとすると、ビジネス上で短時間のうちに情報を集め、新しい解決策を考えて実行する人は、

 20% X 20% X 20%=0.8%

なんと、百人に一人もいないと言う事です。如何に、実際に行動を起さないかですね。数字は別として、実行に移す人は、非常に少ないと思います。

まあ、当然と言えば、当然かもしれませんね。皆が、行動していれば、こんな世の中になっていませんね。または、もっと過当競争の時代かもしれませんが、

私も企業等でマネジメント研修をしていますが、研修当日では、とても役立つ、これから仕事で活用してみよう、そんな声が多く聴かれますが、1ヶ月後のフォローアップセミナーでは、ほとんどの方がもうすっかり忘れていますね。

しょうがないから、ポイントだけの復習をしてからのセミナー開始が通例です。

まず、せっかくの自己啓発等でのセミナー参加の場合、要点のメモを取り、後日の復習は最低しようではありませんか?他人に勝つのでなく、自分のスキルアップになると思いますよ。

最後に、これからの時代に合ったビジネス思考力を見につけたい人は、次の2冊を詠むことをお勧めしますね。

正しい価値観(ビ ジネス思考テクニック、スキルの前提になる考え方)を学ぶ本として、
 ”人生の原理”小宮一慶著、サンマーク出版刊

ビジネス思考法について学ぶには、
 ”ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力”、勝間和代著、Discover刊
posted by お坊 at 09:17| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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