2011年03月07日

人を育てる

人を育てるには、大きく3つのプロセスがありますね。

基本的な事を教える
その人に合ったやり方を個別で教える
自分で学ぶ方法を教える

基本的な事は、学校などでの学びで、平均的な、標準的知識、考え方、生き方を、教師が多数の生徒に、やや一方通行で伝えていくモノ。

さらに、ある程度学ぶと、それぞれ各人の考え方、職場の考え方に基づきながら、個別対応の双方向の気付かせること主体の育て方です。

最後は、自分で、問題を見つけ、課題を考え、その解決方法を自分の
頭で考えられるように、誘導して行くことですね。

この3つのサイクルをスパイラルに繰り返して、させて、本人の育成を図ることだと思います。教える側の「愛」が必要ですね。

初めの方法を「ティーチング」、次を「コーチング」と言います。また、職場では、初めの方法を「Off-JT(off the job training: 仕事としてセミナー等に参加する)」次を「OJT(on the job training: 仕事の中で指導されながら覚えて行く)」、最後を「自己啓発」と言っています。


この「コーチング」における3つの原則があります。


1.指示命令するのではなく、相手の自発的行動をうながす。

2.答えを与えるのではなく、相手に考えさせ、答えを見つけ出させる。

3.相手の可能性や潜在能力を信じ、それらを最大限に引き出すためのサポートをする。


この3つの原則を常に頭に置いて、人を育てる事が大事ですね。


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2011年03月01日

組織や家庭の活性化

最近、人材育成について講演をする事が多い。

その中心テーマは、自部門の活性化をどうすれば良いかですね。

自部門の活性化には、2つの事が必要不可欠です。それは、チームワーク力(組織力)と個人の業績アップです。

サッカーの例を考えてみましょう! 昨年のワールドカップを思い出してみると、まずチームワークによる戦力アップとそれぞれ個人の体力アップ(あたり負けしない)と技術力アップですね。この2つの能力アップをバランス良く、同時に行うことです。

チームアップ力(組織力:1+1+1>3)は、

 1.共通の目的
 2.役割分担を明確化(貢献意欲を出させる)
 3.風通しのよいコミュニケーション(情報の共有化)

の3つが必要です。

たとえば、家庭で考えてみると家族の目的(ベクトルを合わせる)、つまり、家訓みたいな考え方(会津魂など)を常に熱く家族に語り、そして、役割を考えさせ、それを基にみんなで行動する。嘘隠しなしのコミュニケーションを図れば、家族としての力がアップしますね。

反対に、家族のそれぞれがバラバラな考えでは、家族としてまとまりの在る行動が出来ません。昨今、これが大きな問題になっていますね。

次ぎに、個人の業績(能力)アップですが、それは,

やる気 x スキル x 仕事の内容(質 x 量)

ですね。

やる気、スキルを起こさせるには、褒めることです。そのためには、観察力が必要で、長所、技量などについて、何が良いのか認識すること、時系列に認識して、何時のときより良くなったかを指摘できるようにする事ですね。それにより本人も自覚できるし、努力目標を設定できます。

仕事についても、本人の仕事の出来を確認しながら、本人を褒めてより高いレベル(質)やより範囲(量)を広げるようにする。これらにより個人の業績アップへの努力が一層増します。

反対に、悩んでいるときは、どこまで出来ているか確認し、本人にここまではOK、さらに良くするには、xxxの助言をして行く。そんな方法が効果があります。

個人については、ほめて、ほめて、助言や注意をし、時には叱る、こんな感じで、本人を乗せることですね。

この2つ力(組織力、個人力)は、家庭でも組織でも共通するものですね。

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2011年02月17日

人にメッセージを伝える

パワーポイントによるプレゼンテーションの研修を行うことが時々あります。最近、このプレゼンテーション研修の需要が高まって来ていますね。皆さん、人にメッセージを伝えることに悩んでいるようです。

特に、中高年の管理者が若い人に交じって受けています。理由を聞くと、自分の仕事のプロモーションにパワーポイントを使い、話す必要に迫られているからだそうです。

実際、研修をすると、PCですぐに資料を作成することを想定します。でも、まず、メッセージを伝える相手がだれか、何を求めているのか、それに対してこちら側が、何を提案でき、相手にどんなベネフィットをもたらすのか、それらのことをストーリーとして、シナリオ、および、それに適した図(コンテンツ)を紙の上で考えることですね。

戦略論に"ドメイン"という言葉があります。これは、誰に、何を、自分の強みをどう生かして行うか、を考えることですが、このドメインが、プレゼンテーションでも大事です。このドメインを十分に練ることです。

USでは、カフェテリアで、紙ナプキンの上でこれをやることが多いですね。実際、私も、USでよくやっていました。これでビジネスが成り立つ場合が多いようです。

3つのキーワードを考え、それを初めの部分、其々のパートで、そして、最後のまとめで、繰り返し、語ることです。そして、まとめで、相手に行動をとってもら得るように、再度、”どうでしょう?〜”のクロージングをすることですね。

メッセージとは、相手に何かをしてもらうように、提案することですからね。その確認をしないと、プレゼンテーションにはなりません。ただのお話で終わりですね。


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2011年02月13日

発想・企画法を考える

このような研修を色々な企業、公官庁等で行いますが、皆さん非常に困っていますね。

こんな時、私が提案するのが、時間で考えてみること、です。大抵の本には、価格や商品・サービス、顧客層等の軸で考える事が記されていますが、それに時間も含めるのです。

"時間で考える"を簡単に羅列すると、

1.時を縮める(時間を節約できる)
ファーストフード、インターネット、添付ファイル、宅配便など

2.時を限定する
キャンペーンセール、早割、閉店セール、ギフトキャンペーンなど

3.時を消費する(時間を敢えて、ゆっくり満喫できる)
エステ、貸し別荘、貸しリゾートマンション、長期豪華船の旅、スポーツクラブ、ネイルサロンなど

4.時を広げる(好きな時間に)
コンビニ、デリバリーやケータリング、消音楽器(夜にできる)、ドンキホーテ(24時間営業)など

5.時を創る(余計な時間を消費せずに、時間が創れる)
ネットショッピング、キンコーズ、中食、洗濯乾燥機、食器洗い機などの便利品、サービス

6.時を重ねる(同時にできる)
eラーニング、iPod、駅ナカのサービス、インターネットバンキングなど

7.時をずらす(今遣りたいことを優先できる)
電子メール、ストリーミング、ハードディスクレコーダー、デルコンピューターなど

8.時を確定する(自分の時間に合わせられる)
デジタル家電、できたて商品、1回転レストラン、時間指定サービスなど

どうでしょう? "時間"を考えてみると、また違った発想・企画が考えられますね。

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2011年02月05日

TPPを考える

今国会、マスコミ等で大々的に論じられている話題の1つがTPPですね。どうなんでしょう? 話題が農業問題にフォーカスされ、これをやらないと今後の日本の死活問題になるという論調になっています。もちろん、経済界は、TPPにより、工業製品の貿易自由化で、経済的効果を期待しており、推進しています。

しかし、このTPPの本質は日本の例外無き貿易自由化であり、有りと在らゆるものの自由化です。建築、弁護士、医療なども含まれてますね。

たとえば、米国の弁護士資格で、日本で弁護士活動が出来ることを意味します。でも、日本の弁護士資格では、米国では活動できない。すべて米国からの一方的自由化強制協定ですね。怖いです。

このUstreamの映像(2時間)の前半1時間をご覧下さい。マスコミで有名な浜矩子同志社大大学院教授の講演で、非常に分かりよい内容ですね。この映像は、国会議員のTPP勉強会のもので、その中で、浜氏はTPPを次のように説明しています。

"FTAやTPPは地域限定の自由貿易協定であるので、現実的には「地域限定排他貿易協定」と言うべきものであるので、そもそもWTOが持っている「自由・無差別・互恵」の理念に反するとも述べています。WTOの理念は、戦前のブロック経済化が第二次世界大戦を導いた反省の元に成り立っているので、ブロック化を促進するような排他性が入り込む協定は日本がとるべき道ではないとも。

「互恵」と「相互」の概念が現在混同されがちであると指摘しています。WTOの理念にある「互恵」とは「お返し」の論理であり、TPPなどにある「相互主義」とは報復的な論理で正反対のものと。"

http://www.ustream.tv/recorded/12439863

最後に、ぜひ自分の頭で考えてみて下さい。マスコミの論調の一方的受け入れは駄目ですよ。メリット、デメリットをよく考えて、そのトレードオフを考え、トータルでプラスになるのか、また、5年後、10年後でどうかについても考える事ですね。
posted by お坊 at 15:23| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年12月23日

デジタル化の波に思う

ここ2日間、六本木ヒルズ49階のアカデミーヒルズで仕事をしていました。仕事の合間に、ここのフロワー(会員制の民間図書館)で現下の東京の街並や周りでPCなどのデジタル機器に夢中になっている人達を観ながら、ふと考えました。

昨今、電子書籍が世界的に普及し始めています。私自身もキンドル、iPAD、iPhoneを購入して、その恩恵に預かっています。とても便利です。デジタル化の波による恩恵です。でもどうんんでしょうか?

本の電子書籍化などアナログからデジタルへの変化はますます増える傾向です。それとともに人間個々のアナログ思考の格差が拡大しそうです。アナログ思考の格差での、健康面が気になりますね。仕事上の精神的ストレスが増えてくるような気がします。特に都会(集中したビジネス社会)では、

今迄はデジタル格差と言われて来ましたが、誰もがデジタル化の恩恵を得ルようになる。デジタル機器の使いやすさ、デジタルが故に低価格化になるからです。デジタル・デバイドという問題は軽減しますね。

そんな中、物理的に認識できるが、物理的に認識できない部分、つまり感性、創造性、雰囲気などの目に見えないものへの捉え方がますます退化しそうです。また、自分で考える事が少なくなる。何か分からない事が在るとすぐにインターネットを経由しての情報検索に入る。本来であれば、検索時間という考える時間を得られ、その時間が考える時間となるのだが、

安直に答えを得ようとする。またある程度短時間で得る事が出来る、そんな時代になるでしょうね。自分の頭のキャパ以上の情報過多による、余計な情報を受け付けないという情報ストレス障害が起ってくるでしょう。ある面、私がそうですが、時々、まったく情報を受け付け無い、ぼっーとしていたいという気持ちがありますね。それが自然への憧れに繋がります。

一方で、地方のビジネスチャンスでもあります。デジタル世界では情報はどこでも、いつでも得られます。しかし、この為に体(精神)というものの消耗度が激しくなり、ますますストレスが溜まるでしょう。癒し、健康への関心や興味が高まります。そして自然への懐古が、都会のコンクリートジャングルから自然のある世界にと、、

その為にも、都会からの地方への回帰現象が起こり、地方の人口増加に繋がり、また癒しや健康としての地方都市の価値が高まる気がしますね。実際、世界的な現象になって来ています。アナログからデジタルに、と同時に都会から地方に、この2つの総和は人間の付加価値の最大化に繋がるからです。つまり、数字的(見えるものを重視した)な欧米的思考と自然(見えないものを重視した)を意識する東洋的思考の融合になり、バランスの取れたものになりますね。
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2010年12月19日

日本の現実

最近、マスコミ等から流れる情報、テレビで議論している事、なんかどんどん悪い方向に行っているような気がしますね。国民を煙に巻いてるようです。国民に自分の頭で思考させないようにしているみたいです。

海外の新聞等空の情報と日本のマスコミが流す情報にかなりの乖離が見られます。国民ももう少し自分の頭で考える必要がありますね。だって、この先の自分の子供たちに負担の来るような世の中にすべきでないからです。

今回紹介する講演会ビデオは、我々が自分の頭で(マスコミからの一方的情報の受け売りでなく)考えるのに最適なものだと思います。私も今日1時間半観ました。まともな考え方だと思いました。このビデオを素直な気持ちで見て、日本の状況を考えてみてください。色々な考え方があると思います。自分の直観に照らしてみてください。

この講演者は、カレル・ヴァン・ウォルフレン氏は、元オランダの高級紙の東アジア特派員で、日本外国特派員協会の会長も勤めた人で、現在アムステルダム大学教授をしています。とても正当な考えのヨーロッパ人だと思います。

今まで、アメリカの力が強く、アメリカの人たちが世界の言論界で活躍?して、真っ当なヨーロッパ人の意見があまり聞こえてきませんでしたが、ここ2,3年前から表に出るようになってきましたね。良い傾向だと思います。

例えば、フランスのジャック・アタリ氏(経済学者)などですね。また、アメリカでも、ピーター・F・ドラッカーなどの哲学的思想を論じる人たちも出始めています。たとえば、ハーバード大のサンデル教授(NHKの放送で有名)など
。今迄は儲け主義の基盤となる考え方を唱える人達のみが表舞台の主役でしたからね。


では、その講演ビデオですが、前半62分の講演すべて
 http://www.ustream.tv/recorded/11285207  
講演後の質疑応答約30分
 http://www.ustream.tv/recorded/11302326

因みに、彼の最新著作は、「アメリカとともに沈みゆく自由世界」徳間書店刊です。

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2010年12月09日

情報過多な時代の生き方

日経の夕刊1面の下部分に"あすへの話題"というコラムが在ります。これを毎日読んでいますが、12月7日は「情報の濾過」という題でした。洋画家の入江 観氏が書かれたものです。

その中で、

"インターネットによって集められる無際限の情報量は、それに触れるだけでも一生では足りないのではないかと思われる。おそらく子供たちにとっても、パソコンはごく当たり前の道具になっていくことは目に見えている。その時、子供たちは無限の情報に、どう対応すればよいのだろうか? 情報の洪水に飲み込まれないために、情報を自らの知識にするために何をすればよいのかを考えておかなければならない。

そのために大切なことは、自分にとって何が大切で、何が大切でないかを見分ける能力を身につける以外にないのではないか。"

と書かれていましたが、当を得た意見だと思います。子供たちだけでなく、我々大人たち?も、自分の頭で、何が大切かと選択できる判断力を持つ必要があります。そのためにも日々、少しでも学ぶ姿勢が大事です。

そう言えば、最近ある研修をした際、その出席者は20代から60代と広い層の人達でした。その中に講義に興味がなさそうに、居眠りをしている人が居ましたね。

一方で、目を輝かして、知識を一杯吸収しようとした20から30代の若者も居ました。この人達を観て思う事は、これからの時代を生きて行く為には、年齢に関係なく常に知識を貪欲に吸収していく姿勢、努力が必要だと思いました。

その時居眠りをししていた人は、50代半ばで、私と同じ、でもその人からはあまり活気が見られません。もう学ぶ事に疲れたのでしょうか? 

どんな年齢でも、学ぶ姿勢、努力をすべきです。常に前向きに、ポジティブに行きたいものですね。

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2010年11月27日

物事の考え方

今新しい物事やビジネスを考える時、どうしてもありきたりな、誰かのものまね、ひとりよがりな事に陥りやすいですね。

人が集まって何らかのプロジェクトを起こそうとしても、上記の3つの壁、「ありきたりの壁」「ものまねの壁」「ひとりよがりの壁」にぶち当ります。それをどう打破するか?

ある本を読んで、というより受け売りですが、非常に良い発想法を紹介します。それは3Sフレームワークという発想法で、Surroundings(環境)、Soil(土壌)、Sun(太陽)という3つのSを考える事です。

環境、つまり、自分たちの周りにある関係性、背景、環境、人のネットワークなど、のメリットを考えるのです。

土壌は、自分たちの中に在る価値観、例えば地域の昔からある歴史観、考え方などです。つまり、自分たちのぶれない自分軸からの発想です。生まれ持った、代々継がれてきた考え方、価値観。

太陽は、自分たちの前に在る目的です。皆が目指す「あるべき姿」「夢」ですね。これを見つける事で、皆の共感を導けます。

この3Sフレームワーク思考で、上記の3つの壁を打破するのです。

それぞれのSは、前々回書きました「コミュニケーション」での物理的に認識できないもの(コンテキスト)です。環境は、その土地の雰囲気、癒しの空間、自然の空気、人情味、愛情、、です。土壌は、漢字そのものの意味で、その土地にしかない栄養分(価値観、考え方)で、例えば、”会津人気質”などです。太陽は分かりますね。

このような発想法はオンリーワンを創造できます。こんな発想で、日々色々考えております。そのためには、自分の頭で自分の周りを観察して、自分自身の問題として、自分と回りの関係性について考える必要がありますね。

関係性とは"目に見えるもの""見えないもの"すべての関係を言います。関係は"見えるもの(物理的に認識できるもの)"を意味します。例えば、神との繋がりは関係性です。神は見えませんからね

(出典:「コンテキスト思考」東洋経済新報社刊より)
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2010年11月22日

マーケティングの新しい流れ

今朝(11月22日)の日経のコラム(春秋)にこんな事が書いてありました。

これから電気店が力を入れるべきなのはデジタル情報機器でなく、アナログ技術を生かした家電だ。秋葉原で長く店を構える老舗企業の幹部はそう力説する。観光や仕事で日本を訪れる外国人との商いに関し、そう思い至ったという。

この記事は、その後に「理由は〜」と続くが、理由は端的に言えば競争優位性です。デジタル情報機器は、最初は売価も高く、そしてよく売れるが、直ぐに値が下がり(5分の1位に)、薄利多売に追い込まれますね。海外に手強い競争相手がいるからです。ノートPCがそうですね。

アナログ技術を生かした家電、例えば電気炊飯器、これが今売れている、それも3万円から4万円の高いものが人気だそうだ。日本人がおいしいさという感覚的魅力を追求し、釜の構造などのアナログ部分の改良を重ね続けての結果です。日本のおいしいお米とこの高価な電気炊飯器の組み合わせは、世界中の日本食ファンに浸透中だそうです。このアナログ技術はなかなか真似できません。つまり、競争優位性があるわけですね。販売価格も維持できる。

これからの時代、手作り感覚なアナログ技術と本物の感性が求められています。これに対応したマーケティングをマーケティング3.0と言うそうです。これからのビジネスのヒントになると思いますね。

マーケティングの大御所、コトラーは、

これからの時代は、頭だけでなく心と魂がないとビジネスはやっていけない、顧客だけでなく、社員、取引先、株主、社会に対して自分たちが何を大切にして生きる集団かをきちんと分かってもらう必要がある。

と説いています。これからの時代のキーワードは「生身」「本気」「本物」だそうです。

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2010年11月13日

コミュニケーション

最近、私生活や仕事上でコミュニケーションが上手く行かない、という話をよく聞きますし、研修などでも相談をよく受けます。

確かに、Twitter、携帯電話など通信手段は昔に比べると格段に進歩したと思います。そして、思い立ったときすぐに相手と連絡も取れます。そう言う意味では、時間、距離の概念が変わって来ていますね。

でもどうでしょう? コミュニケーションとは、双方向の情報空間の共有ですが、この情報空間には、物理的に認識できるものと認識できないものがあります。

たとえば、音声、文字、数字など目に見える、耳に聞こえるなどのものが物理的に認識できるもの、一方、背景、文脈など(読書での文字情報でなく、その裏、背景に在る行間です)が物理的に認識できないものですね。

今の世の中、デジタル化が進み、物理的な感覚が求められ、一方でアナログ的なものが退化しています。また、飲み会などでの世代間での交流も少なくなっています。そのため、お互いの、"あんうん"の呼吸がなくなり、コミュニケーションの共有空間が、物理的に認識できるものが主体となっており、これがコミュニケーション・ギャップの主要因になっているような気がしますね。

こんな時代だからこそ、必要なのはアナログ的なものの共有化ではないでしょうか? デジタル的なもの(0か1で認識する)や物理的な認識だけでなく、アナログ的なもの(0と1の間には無限の数時が存在する認識)や物理的に認識できない感覚的なものを含めた空間の共有化を重視すべきでしょうね。

問題:"大関が名古屋で優勝した。"は、どんな意味合いでしょうか? そう、相撲さんをイメージしますね。でも、大関さんという人が、名古屋で、何かの大会で優勝したとも、捉える事が出来ますね。このメッセージを共有化するには、背景の説明が必要ですね。

ビジネスにおいても、この物理的に認識できないもの(コンテキストと言います)を考えるとオリジナルなビジネスモデルが出来ますね。物理的に認識できるもの(コンテンツと言います)主体では、直ぐに真似されます。つまり、競争優位性がないという事です。

"観光"という言葉は、"光を観る"ですね。観光地のもの(コンテンツ)を観るのではなく、光つまりその土地の歴史的背景、癒しの空間、もてなしなどの見えないものを観る(感じる)ことです。日本語の漢字は物事の本質を表していることが多いですが、その1例ですね。

(出典:「コンテキスト思考」東洋経済新報社刊より)
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2010年10月31日

色即是空 空即是色

今の世の中は、変化の激しい時代ですね。

各個人は、何らかのエネルギーを持っているが、外に出す方法がわからない。部屋にこもって、じっとしていたり、携帯、ゲームで楽しんでいるだけ。

一方、エネルギーが充満して、そのはけ口で、色々な事をしてしまい、事件となったり、ベンチャー企業を立ち上げたり、でもそれがなかなか長続きしない。正に、般若心経(はんにゃしんぎょう)の”色即是空、空即是色”の世界ですね。

”色即是空(しきぞくぜくう)”とは、形になった状態が壊れて、エネルギーが満ち満ちた状態に戻ることを意味します。規定の概念が崩壊して、自由な発想、たとえば、ライフスタイルなど、で自分のエネルギーを自分のために使える。外部の管理、支配でエネルギーを消耗することが少ない。

”空即是色(くうそくぜしき)”は、エネルギーが満ち満ちた状態から形が生まれること。各個人の能力を活かし、グループ(チームワーク)で、何かに向かって、成果を得ることで、たとえば、日本サッカーのワールドカップでの活躍ですね。個の力(エネルギー)を一定方向に向かわせ、全体的エネルギーとして集中させ、行動させ、結果を得ました。

”空”と”無”は違います。”空”はエネルギーがあり、個でも動いている状態ですが、”無”は、エネルギーもない動いていない状態(死の状態)ですね。それ故、そこからは何も生まれません。

川の流れの小さな渦です。現れては消え、消えては現れる。それは、川という水の流れ(エネルギー)があるから、渦が生じるのです。これが、今の世の中です。色々なものが現れては、すぐ消える。このような状態をカオス(混沌)と言いますね。

混沌を無くすものが、リーダーシップと言われるものです。個々の渦や泡を人間個人とすれば、各個人はそれぞれ息をしており、つまりエネルギーを持っているわけですね。でも、その人が、どの方向に行ってよいか、メンター(リーダー)がいないと動けない、または、なるがままに行動している状態、それが混沌です。

この各個人に方向性を示し、自らも先頭で動くような、リーダーシップを持つ人がリーダーですね。強力なリーダーシップとは、みんなを同じ方向を向かせるだけでなく、みんなの視線、つまり、エネルギーを一点に集中させることができる場合ですね。

そして、リーダーが個の集合、つまりチームワークを引っ張っていかないと、その形(組織)が持続しない。これが今日の状態ですね。強いリーダーシップを持った優れたリーダーの出現が必要です。特に地方においては、

また、これからは、みんなのリーダーからみんながリーダーになる時代です。つまり、自分がしたい事を中心に自分ができることをすることで、その分野、役割についてリーダーとして行動するのです。ある時は、リーダーに従って行動するフォロワーとして、ある時は自分がリーダーとして他を引っ張って行く、そんな思考が必要になりますね。それには、自分の頭で考え行動する必要があります。そして、学習をしないといけませんね。

(出典:「大逆転のリーダーシップ理論」藤原直哉著、三五館刊より)
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2010年10月17日

問題解決力をつけるには、

研修をしていると、いつも質問が出る"言葉"があります。それは問題vs課題です。結構、同じ意味で考えている人が多いし、本などでも同じ意味で使っていますね。

私は、この2つの言葉をプラス思考、マイナス思考で捉え説いています。"問題"は、「〜できない」というマイナス思考です。一方"課題"は、「〜すれば、〜できる」というプラス思考ですね。

このプラス思考で、物事を考えれば、色々な対策、方策が考えられ、それにより「〜できない」という問題を解決する方向に持って行けますね。

このとき「〜すれば」が課題のテーマとなり、これを具体的行動に落として行けば良いわけです。この課題を見出せば、問題解決プロセスの70%到達です。後は、具体的行動、対策を考え、実行計画を作れば良いからですね。

ところで、"問題"の前に"現象"というものがあります。たとえば、隅田川の対岸で大火事が発生し、自分の家(木造の家)がこちら側にあるとすれば、通常であれば、火事が隅田川を越えて、こちら側に来ませんね。

自分にその火事が影響しませんから、見物しているだけ、このように目の前でただ何かが起こっている場合が"現象"です。

ところが、強風が吹き始め、火の粉がこちら側に飛来する場合、自分の家の心配をし始めますね。こうなると自分に影響しますから、"問題"となるわけです。つまり、火事で、自分の家が燃えてしまうのでは、という不安です。

問題解決の一番良い方法は、問題を発生させない事です。その為には、問題になりそうな事を未然に見出して、対応する事です。

自分の周りで起こっている事を、"現象"なのか、"問題"なのか常に自分の頭で考え、次の行動(予防)を考える必要があります。その為にも、広い視野で周囲を見渡すことですね。
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2010年09月26日

江戸時代に学ぶ

「江戸時代をふりかえれば明日のビジネスがみえてくる」という本を読んで、江戸時代の生活を考えてみました。

今の時代と類似した部分が結構多い。この本で紹介されている事例では、

1.人口の低減
2.国民総生産の低迷
3.物価の低迷
4.教育水準の高さ
5.高い自然保護意識
6.ガーデニングブーム
7.リサイクル志向
8.グルメブーム
9.ファーストフードの隆盛
10.娯楽・レジャーブーム
11.観劇ブーム
12.ペットブーム
13.マスコミ・出版の発達
14.女性の優遇

正に現代との類似点が多いように感じられました。でも、違いは江戸時代には、庶民は貧しくとも、皆が幸せに感じられたということですね。著者もこの点を強調しています。

これは、当時来日した外国人の記述が物語っています。世界中を見聞きしてきた彼らが、一様に”日本人は豊かではないが、みんな幸せに満ちている”と説いていますからね。

では、現代との”幸せ”という観点から何が違うのでしょうか?

それは、”ものの考え方”ですね。明治以来、西洋文明に影響され、本来の日本人の思想が衰退したような気がしますね。

もう一度、江戸時代のよさ(日本人本来の考え方)を見直す必要が、それがまたこれからのビジネスチャンスになるような気がします。

共創の思想(自分だけでなく、みんなで)、高い自己責任意識、精神的なものへの価値観(お金だけの価値観じゃない)、楽しみながらの生き方(スローライフ)などを心掛けることですね。

特に、私の好きな言葉、"三方よし(近江商人の商哲学)"、つまり、"売り手よし、買い手よし、世間よし"という売り手も買い手も、そして社会全体が幸せになる、そんな商売をおこなう、これは仏教の教えからのものですが、こんな風なビジネスや生活スタイルをしたいですね。

(出典:「江戸時代をふりかえれば明日のビジネスがみえてくる」井徳正吾著、はまの出版刊より)

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2010年09月25日

大工鉋(だいくかんな)の秘術

私の好きな人物”山岡鉄舟”の話に、「大工鉋の秘術」があります。

それは、大工が鉋を使うやり方には「荒しこ」「中しこ」「上しこ」の3段階がります。「荒(あら)しこ」は、身体を固め、腹を張り、腰を据え、左右の手に同じ強さに力を入れて荒削りをすることです。つまり、身体全体の力を込めて、力を抜かずに十分にやる必要がありますね。

「中(なか)しこ」は、全身の力を入れた上で、自然の手加減をして平らに削り、次の工程である「上(うわ)しこ」のための準備をします。

最後の「上しこ」は、「中こし」によってたいらになった表面をさらにむらのかくなるように削る工程です。それが1本の柱であれば上から下まで1回の鉋で削らなければならない。大工が鉋を使う際の最重要部分です。これの如何で仕上がりが決まるわけですからね。

鉄舟は、優れた大工の鉋使いは、”鉋、人、柱”の3つが1点に作用するようになっていると、説いていますね。これは、”人間が削るのだと思うと鉋が引っかかるし、鉋が削るのだと思うと柱が離れてしまう。つまり、このことを無意識で行うことが「上しこ」をうまくやる秘術だと、説いています。

ゴルフをする時と同じで、フェアウェイ上でボールを何も考えずに打つことで、ボールが上手く飛んで言ってくれるというわけです。これをボールの位置、スタンス、スウィングなどを個別に考えたら体が固くなり、ボールを上手く打てなくなりますね。でも、このためには日々の練習が必要です。理論でなく、身体で覚えないと、すーっと立ってボールを打てないですからね。

また、この逸話は、”鉋、人、柱”を”ビジネススキル、自分、仕事”と置き換えてみると、自分の仕事のやり方に話が変わりますね。

鉋工程つまりビジネススキルでは、「荒しこ」は、ビジネスパーソン新人時代から3、5年間です。「中こし」は、5年から10年目のビジネスパーソンですね。「上しこ」は、10年目以上のビジネスパーソンが成り得る領域でしょう。

でも、この「上しこ」は、仕事を、”当たり前の事を、馬鹿みたいに、ちゃんと”毎日行うことで、日々仕事方法の改善をする人のみが到達しますね。何も考えずに(余計な事を)、すーっと仕事をこなせる、そんな人間ですね。プロフェッショナルなビジネスパーソンです。もちろん、ビジネスパーソンだけでなく、匠の技術を持った職人も同じですね。

この領域に達するには、自習自得が必要です。「上しこ」の手加減は自分でやってみて知るしかないです。つまり、自分で小さな失敗を何回も経験し、その中から手加減の感覚を体で覚えて行くしかないですね。

(出典:「剣禅話(けんぜんわ)」山岡鉄舟著、たちばな教養文庫より)

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2010年08月16日

支配には2種類ある

”支配する”という言葉は、私は余り好きじゃありませんね。この”支配する”には2種類あると、「超訳 ニーチェの言葉」Discover刊に書かれてあります。

”支配欲につき動かされた支配”と”誰からも支配されたくないために行う支配”の2種類です。

でも、私の考えでは、前者は分かりますが、後者はどうでしょうね。

私の経験から、もう一つのモノは、時間から支配されたくための支配のような気がします。

自分の部下から、上司から色々余計な仕事を持ち込まれないように、また自分自身の雑用を減らす、つまり、余計な時間を消費せず、優先的仕事に時間を費やせるように、こちらから先々と動いて行く(時間を支配して行く)事のような気がしますね。

その為には、仕事に対して、重要度と緊急度の2軸で考える習慣が必要です。そして、重要度と緊急度ともに高いモノは当然最優先ですが、次が大事です。重要度が高く、緊急度が低いものを2番目とすべきですね。

もちろん、緊急度の高いもので、リスクが高くなるような場合は、誰か別な人にさせるような配慮も必要ですが、、
そのためにも、常日頃、部下への仕事のやり方について適切な指導、助言が必要です。それにより、部下に仕事を任せる事ができ、自分は、重要な仕事を優先して行けます。

そして、上司に対しても、常にコミュニケーションを図り、自分の仕事の優先度合いを示すことも重要ですね。
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2010年07月25日

マーケティング思考を身につける

最近、研修をしていると仕事、日常生活で、もっとマーケティング思考(戦略)を使えば、”良いのになあ”という思いをします。

というのも、講義の後にくる質問を聞いての印象です。

就職面談での対応で、自分の強みをどう先方に売り込むか?
隣近所とどう付き合っていけば良いか?
相手の企業に自社の商品をどう売り込むか?
自社の新製品をどこに売り込んだらいいか?
顧客ニーズってどうすれば分かるのか?

とにかく、多様な質問が舞い込みますね。それに逐次対応していると疲れるので、講義の中で、マーケティング思考での解決法を伝授しています。

その方法とは、まず、3つのコトを考えるのです。

1.誰に
2.何を
3.どのように

この3つを経営学では、”ドメイン(事業領域)”といいますね。この3つを考えることで、問題の対処法が分かりますね。

たとえば、あなたが"はさみ"を買うとすれば、それは基本的に”何かを切るため”ですね。別に、切れるものであれば何でも良いわけです。もちろん、"はさみ"にこだわる人はこの場合別です。

そして、人さまが(無料で)何かをいつも切ってくれれば"はさみ"は要りませんね。また、もっと安く、危なくないものが代用できれば、はさみの価値は激減します。

このように、マーケティングでは「消費者はドリルを買うのではなく、ドリルの空ける穴を買うのだ」と説いてます。消費者の便益(ベネフィット)は”穴”であって、”ドリル”じゃないですね。

このことが、多くの問題解決に役立つわけです。自分本位で、物事を考えるのではなく、まず相手の便益や求めるものを考えて、それに自分の価値や強みを活用して、問題解決を図るのです。


先ほどのドメインの切り口でみると、1.相手は誰か? 2.何を期待してるのか、何を求めているのか(顧客ニーズ)、それを考えて、3.自分の強みを活用するのです。

たとえば、就職の面接ですね。自分の強みは、英語で流暢にコミュニケーションできるとすれば、相手企業(だれに)は、当然英語で仕事をする職場ですね。

でも、そこには、当然英語に自信をもった人たちが大勢来ます。次に、残っているドメインの要素(なにを、どのようにして)を活用します。その企業をインターネット等で調べ、相手企業が求めている人物像、仕事内容(社是、理念も含みます)をチェックします。その上で、自分の強みである英語を使って、相手企業が求める人物像、仕事等へのチャレンジ、ガッツを示していけば良い訳ですね。

つまり、自分の強みが売りモノじゃない、売るのは、相手のニーズにフィットしたモノです。それに自分の強み、価値を活用して、相手に売り込むのですね。

商売でも同じです。商品を自社の強いモノを全面に押し出して行っていますが、もちろんそれがお客のニーズとフィットしてれば良いですが、顧客の好みは変わります。

常に顧客の好み、ニーズを把握して、それに自社の強みを活かしていくのです。この顧客の好みの変化に気づかずに商売が駄目になっていくことがありますが、特に、自社の強みが自信があるところほどこのようなケースが多いですね。

ぜひ、ドメイン(1.だれに、2.なにを、3、どのように)を考えて、行動してみて下さい。”なにを”は顧客のニーズ、”どのように”に強みを利用するのですよ。ここが結構間違っていますね。

この事はとても大事です。私が経営のコンサルタントをした中小企業の多くが、"2のなにを"を"自社の強み"としており、説明に窮する場合が多いです。だって、これで今までやって来て、売上げも減っているわけじゃない、と説明されますからね。今までは良いが、これから???

ただ、ここ4,5年は、状況が厳しくなり、消費者もインターネット等で情報が十分得られるようになり、比較がしやすくなり、好みも二極化(高いモノと安いモノを買い、中間的な者は買わない傾向)になってきており、さらに経済悪化で、購入も手控えるようになっています。良いモノが、即売れる時代ではないですね。

そんなことからマーケティング思考は大事ですね。

私の新しいホームページ "大人の寺子屋"考房「智慧(ちえ)の輪」もよろしくお願いします。

URL:  http://biz-brain.com/

それでは、

posted by お坊 at 21:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月24日

「言志四録」の三学戒から

「言志四録」の中の言葉で、誰もが知っている? 「三学戒」の名文句と言えば、

少(しょう)して学べば、則(すなわ)ち壮(そう)にして為すこと有り。
壮(そう)して学べば、則(すなわ)ち老いて衰えず。
老いて学べば、則(すなわ)ち死して朽(く)ちず。

ですね。
人間が、学ぶことで、それぞれの年代で花が開く、そんな人生を送れますよ、という意味です。学問の力を端的に表していますね。

また、こんな厳しい時代、そして、考え方が変化している時代こそ、各人それぞれ学ぶ必要があります。じゃ、何を学ぶのか? になりますが、まず、自分自身について問うことです。

自分は満足しているのか?
何のために生きているのか?
何をしたいのか?
何ができるのか?
何をすべきか?

の5つの問いです。この5つの問いに答えられますか? そこから考える必要がありますね。

そうすると人生の目的、したいことを見つけることです。順番はどうでも良いです。そして、自分の能力を見つめ、そこから次にすべきモノを明確にするのです。

後は、思考方法などを身につけて、目標に向かって進むのですね。目標は、したい事、人生の目的を実現する途中経過の目印、目指す方向性です。

マラソンのゴールに対しての10km、20km、30km、そして40km地点ですね。スタートして、まずは10kmをどれくらいのタイムで通過するかという目標、通過した時のタイムで、次の20km地点への目標タイムの修正をして、、、です。

でも、そこにはメンターとなる人と座右の書が必要です。マラソンの監督・コーチですね。また、悩んだ時に何度も参照する書物の存在も重要です。ぜひ、これらの事を念頭において、自身で考えてみて下さい。

最後に、本日、私の目指しているビジネスパーソン向けのポータルサイト、教育用ホームページが漸く完成しました。実際は、昨年9月にできていましたが、今日まで試行錯誤していました。そして、今回再構築しました。名称も”大人の寺子屋”「志(こころざし)」から”大人の寺子屋”考房「智慧(ちえ)の輪」に変えました。”文殊”の智慧を学びながら、人の輪を気づいていこう、という考えからです。ぜひ、このブログ同様、見てください。

そして、出来れば、会員になってくれれば有り難いです。9月よりサービス開始です。

 URL: http://biz-brain.com/index.html
posted by お坊 at 23:30| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月18日

柔よく剛を制す

”柔よく剛を制す”という言葉がありますね。

柔道の世界で良く使われる言葉です。体の小さいものが、技を磨き、鍛錬して、自分よりも大きい者に勝つ、という意味です。

老子は、弱が強に勝つためにはそれなりの戦略戦術が必要と、説いてますね。そして、この戦略戦術を実際に実行する(日々鍛錬する)人はごく少ないとも、、

タオ(加島祥造著、筑摩書房刊)より

第78章 世界の王者

すでに、
柔らかで弱い者は命(いのち)だと言ったが、
まことに
水ほど柔らかで弱々しいものはないよ。
でもね、
ひとたび水が
固く強いものを攻めるとなると
どんな岩でも崖でもしまいに
崩して、こなごなにしてしまう。
その点では、他(ほか)の
どんなものも及ばない力を発揮する。
これで分かるように
弱いものが強いものに勝ち
柔らかいものが固いものに勝つんだ。

このことは、
言われて見れば誰も頷(うなず)くんだがね、
さて実行する人となると、まず
ごく少ない。

こんな柔らかい力のないものは
ゆっくり広くゆきわたる−−−。
たとえば川が流れくだるようにね。
そして低く低くゆきながら
汚いものを受け入れて、
平然としている。こうなれば
その人がいかにすぐれた力の者か、
誰でも分かるはずだ。

こういう柔らかな力の者が
ひとつの国の惨めさや悲しみを
すっかり受け入れて
平然としていれば
その人こそ
国の本当のリーダーと言えるじゃないか。
全世界の王者と言ってもいい。

柔らかでしなやかで弱々しいものが
世界の王者だなんて言ったって、
世の中の人は、
変なことを言うとしか思うまい。
だがね、
本当の言葉というものは、しばしば
世論とは正反対を言うように響くのさ。

この1週間の出来事を見れば、”柔らかで弱々しい”水の強さを実感します。それと、”国の本当のリーダー”について考えさせられます。

そして、大自然の力には脅威を感じるくらいの力があります。人間は”自然を征服すると言う”おごりを捨てるべきで、一体となった”自然(じねん)”を考えるべきですね。

日本は、古来からこの考え方を持っていたし、その文化が息づいてましたが、昨今は欧米思考の影響で、自然へのおごりが出ていますね。自然からの反撃が起こっていると思うべきです。

人間は謙虚な心を持って、自然への感謝を心掛けるべきですね。
posted by お坊 at 12:44| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年07月12日

発想の転換が求められている

漸く米国の経済学者も大不況に入ったと発言し始めました(実際は、大不況が3年目に突入)が、これから最3年は不況が続き、経済もより悪くなるでしょう。過去に、日本はバブル溶解から10年以上の期間を要して経済回復しましたね。

マスコミ等は、経済が底を打ったと言っていますが、とても、とても、そんなことありませんね。我々は、これからのさらなる経済悪化に対応した心構え、思考方法を考える必要がありますね。

それには、発想の転換が必要になります。経済アナリストの藤原直哉氏は、その著書で参考になることを書いています。

”経済崩壊後は発想の転換が必要である。今日のようなバブル崩壊後の不況では、世の中の人は必要なものしか買わない。それ故、必要とされるものを提供しなければ、どんな事業と言えども、成立しない(利益が出ない)。

「人に役に立つもの」「求められるもの」を提供する。つまり、「御用達の思考」の発想法が必要になってきている。”

こんな時代には、この「御用達の思考」に発想転換した人、組織が生き残って行くと私は思いますね。

したがって、各人は、”何をすれば、世の中に役に立つか、また、世の中から求められているものは何か”と、それに対して、自分が出来ることは何か(Can)、したいことは(Will,Would)、そこから導き出される、すべきこと(Should)を考えるべきですね。 その上で、行動すべきです。

組織(自治体、会社など)も今までの発想から「御用達の思考」に発想転換が求められていますね。

 中央重視から地方重視へ
 成長重視から成熟重視へ
 量の重視から質の重視へ
 経済重視から生活重視へ
 生産性重視から循環重視へ(リサイクル、リリース、持続性)

まとめると、これからの時代は、

 地方からの情報発信を
 成長より中身で勝負
 良より質で
 各人のライフスタイルを大切に
 「もったいない」の発想で、ものを大切に、長く維持する

こんな発想を心掛ける必要があるのでは、


(出典:"無血市民革命が起こった"藤原直哉著、あ・うん刊より)


posted by お坊 at 07:33| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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