2010年03月23日

「分別」という言葉

今週は、春のお彼岸ですね。それで、仏教のお話を、

よく「分別がある」という言葉を我々は使っていますね。これって良い意味で使っていると思います。道理や常識をわきまえ、善悪など物事の判断をスムーズに出来るという意味で、使われますね。

でも、仏教では違うみたいです。否定的な意味で捉えています。

空海の言葉に、

一心に安住(あんじゅう)して分別無し、内風外風(ないふうげふう)吾が耳を誑(たぶら)かす。

意味は、仏の心(悟りを得る)に到達すれば、分別がなくなり、煩悩に悩むことがなくなる。たとえ、自分の内外からのストレス、影響、変化などが在っても、心が平静でいられる、ですね。

仏教では、「煩悩は分別によって生まれる」と考えています。分別によって、自己中心的な執着が生じ、我々に苦悩をもたらすわけですね。

たとえば、「あの人ばかりが良い思いをしている」「お金持ちがうらやましい」「自分は才能がない」「自分はうまく生きていけない」、、これらはすべて分別からくる苦悩です。

自分と他を分別する(比較する)ことから苦悩、煩悩が始まりますね。また、自分で優劣・苦楽・善悪・幸不幸などのように分別して、自分をどちらかにおくことで、余計な執着や嫉妬を生み出していますね。

空海が仰るような仏の心までは行きませんが、我々凡人は、少なくとも、悩んだとき、分別の世界を忘れるようにして、ストレスなどを和らげたいですね。

また、自分が今ある状態を素直にあるがままに受け入れ(余計な考えをしない、邪心を受け入れない)、自分の思い、目の前のことに全力を尽くしましょう。後は天命に従いましょう!

”人事を尽くして、天命を待つ”ですね。

 (出典:”生き方が変わる! 空海 黄金の言葉”宮下真著、永岡書店刊より)
posted by お坊 at 00:22| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月07日

素数と現実世界の関係

今日は1日雨ですね。こういう日は、晴耕雨読が一番。

ところで、小学生の時に習った素数を思い出してみてください。素数とは、その数が1と自分の数以外に割り切れないもの(数)を言います。たとえば、1,2,3,5,7,11,13,17,19,23,29,31,,,ですね。どこまでも続きそうですね。

この素数を小さい順に並べていくと、その出現間隔はどうなるのでしょうか?また、無限に続くのか?この問題が数学界で150年間も解決のために議論され続けている数学界最大の難問とされていますね。

この問題の結果を予想した数学者は、ベルンハルト・リーマンという人で、その予想を "リーマン予想" と呼ばれています。

正確な予想は、「ゼータ関数の自明でない零点の実数部はすべて1/2である」、これはどうでも良いですが、素数の出現確率に一定の法則がある、と言う事ですね。

この巣数は、20世紀に入って、2つの現実世界に関することに関連付けられました。

1つは、軍事用にも民生用にも暗号化の方式を設計する上で重要なものになったことです。素数の出現確率が未定であることからのコンピュータによる暗号化への応用です。このリーマン予想が解けてしまうと、セキュリティ上の問題が生じますね?

また、もう1つは現代物理学との融合です。20世紀に花開いた量子物理学の世界で、この素数出現確率が理にかなっていることがわかってきたのです。

それは、量子物理学とは原子核を構成している粒子の振る舞いを研究する学問で、その粒子が持つエネルギーが連続でなく(粒ですから飛び飛びのエネルギー数値を持つ)、この飛び飛びのエネルギー値(エネルギー準位)の間隔が、素数出現間隔に等しいことがわかったのですね。

このように素数という純粋の数学(学問)が、研究していくうちに現実世界と結びついていく、このようなプロセスはいろいろな学問分野にあります。

因みに、このリーマンはアインシュタインの相対性理論にも名前が出てきます。リーマン幾何学という空間幾何学を提唱し、アインシュタインがそれを物理学に応用して、相対性理論を構築しましたね。

ニュートンは、2次元の空間(平面空間)を物理学(力学)に応用して、古典物理学の基礎である古典力学を構築しました。その過程で、微分・積分の考え方を取り入れたのですね。
posted by お坊 at 09:35| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月06日

今の日本経済の実態と今後?

私の好きな経済アナリスト、朝倉慶氏が新刊本を出しました。早速読んで、特に日本経済の実態と今後について、彼の論点を記したいと思いました。私も読んでみてそう思いましたので、また、朝倉慶氏は、本音で、経済を話す人です。注目して良い経済アナリストの1人ですね。

新刊本は(本、「裏読み日本経済当は何が起きているのか」朝倉慶著、徳間書店刊です。

今日本経済は、デフレ・スパイラルに陥っています。政府も昨年11月20日に月例報告でデフレ認定をしました(2006年6月以来3年5ヶ月ぶり)。

でも、このデフレは複雑です。同時にインフレの影響を受けているからで、相反するインフレ、デフレが同時に起こっているのですね。

デフレとは、物価(物の値段)が安くなることで、貨幣価値が高くなる事です。たとえば、ジーンズが3000円以上していたものが、価格低下競争で1000円以下で売られている現状ですね。同等の品質のジーンズではないにしても、似たようなものの値段が安くなることと思えばよいでしょう。

反対に、インフレは、物価が高くなり、相対的に貨幣価値が低くなることで、具体的には、バブル期の土地価格ですね。相当高騰しました。

今は、デフレで、住宅価格、特にマンション価格は、軒並み下がっていますね。なかなかローンが組めず、また、今後ローンが払える見込みがないためです。売れないから価格が下がる。住宅産業の売り上げ低下、そうして、収益低下につながります。

次に、人件費の削減、人員カットなどに続き、その業界に働く人々の消費が減るわけですね。このサイクルが日本のすべての産業で起こっています。当然、国に収める税金も減少しますね。これが、現状の日本の経済状態で、デフレ・スパイラルといわれるものです。

一方で、海外では、インフレの状態になっています。世界中の余ったお金(資金)が金(ゴールド)、石油、銅、ニッケルなどの資源に投資していますね。特に金価格はこのところ急上昇しています。つまり、物の価格(物価)が上昇する、インフレですね。

日本もこの影響が出て来ています。日本には資源がありませんから、海外から買うしかないからです。特に電子機器(携帯電話など)、電子部品に使用されるレアメタルなどですね。

この国内では、デフレ・スパイラル、海外ではインフレで、日本経済は混迷が続きます。今まで経験してこなかった経済現象が起こっています。政府の説明すら困難でしょう?

デフレの原因は、今の日本のGDP(国内総生産)が約500兆円で、これは国内で生産される商品やサービスの総額ですね。そのうち40兆円がアメリカ市場(日本の大事な輸出先)のリーマン・ショックの影響による市場壊滅で、売れ先が消滅しました。これに変わる市場規模が世界には1つもありません。

この40兆円分の商品を国内で叩き売るしかありませんね。これが日本をデフレに陥れている原因です。40兆円のデータ出所は、内閣府試算によるものです。因みに、今年度の予想税収は約30兆円とされています。税収を上回っていますね。回復見込みはありません。

我々が今後の仕事・生活を考える上で、日本の経済状態の概要を把握する必要があります。マスコミは報道しませんからね(笑)。

この後どうなるかは、国の政策にかかわらずに破壊的円高(1ドル60円?)、つまり現状のデフレ・スパイラルが進み、ある時点から激しい円安に進む、つまり、海外のインフレの影響がもろに効いてくると予想されますね。

経済事情の裏側をもっと知りたい方は、上記の本をお読みください。損はしませんよ。
posted by お坊 at 22:23| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。