2009年06月30日

先見力と洞察力について

これからの時代、ビジネスパーソンに絶対に必要な能力は、今日のテーマである”先見力と洞察力”ですね。どちらも微妙な変化を嗅ぎ取り、そこから今後の対応や方向性を考える能力です。

企業のこれからの方向性や経営戦略を決めるとき、まず、時代の流れや動きを読む必要がありますね。これが、先見力です。また、物事(政治的判断など、たとえば今の麻生政権の衆議院解散時期ですね)への対応を誤らないためには、人間を読む目も磨く必要があります。これが洞察力ですね。

この先見力と洞察力について、中国古典を取り上げ、この2つについて述べた書物が有ります。それは、”中国古典の名言に学ぶ、勝つためにリーダーは何をなすべきか”守屋 洋著、PHPです。その中で、著者は、次のように述べています。

中国の古典では、君子とは能力と人格を兼ね備えた人物を言います。このような君子は、かすかな徴候を見ただけで、これから起こる事態を察知して、始めを見ただけで終わりがどうなるか分かる。それで、不幸な事態を避ける事ができる、と「三国志」で有名な諸葛孔明が述べています。

これからわかるように、中国でも昔から先見力と洞察力が必要だったのですね。つまり、昔からリーダーにとっては、この2つの能力が必要条件なのですね。

また、この本で、「孫子」という有名な兵法書で、将たる者、つまりリーダーの条件として5つを挙げていますが、「」すなわち洞察力をまっ先に挙げています。

ちなみに、他の4つは、
約束を守る
思いやりの心
決断力
信賞必罰の厳しさ、です。

なぜ、洞察力かと言えば、戦では、勝つ事が原則であり、負けたら一貫の終わりですね。そのためには、戦いを始める前に、双方の戦力分析を行い、勝てる見通しが出来てから(戦略を立てる)から戦を仕掛けますね。その時必要な能力が、洞察力です。

「孫子」では、戦いが始まって、戦場で双方が相見えた場合に、
「相手の出方に応じて臨機応変に戦え。それが勝つ秘訣だ」と述べています。この臨機応変に戦うためには、常に相手の動きに目をこらし、わずかな徴候や変化からも相手の意図を見破って応戦する必要がありますね。「孫子」では、これが「智」と言っています。正確に言えば、ここでの「智」とは、洞察力だけでなく、先見力も含まれますね。戦いの風を読む必要も有りますからね。

では、先見力や洞察力を身に付けるには、どうすればいいのでしょうか? この回答として、「論語」に、「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知れば、以って師たるべし」つまり有名な「温故知新(おんこちしん)」ですね。過去の歴史を学ぶ事で、現代の現象が理解でき、その先を想定し、対応を考えるという、先見力、洞察力を磨くことができますね。

ちなみに、「温故知新(おんこちしん)」の意味ですが、”過去の歴史を学ぶ事で、現代に対する洞察力を深めていく。こういう人物こそ指導者としてふさわしい”ですね。

したがって、リーダーは、歴史を学び、歴史感覚を持つ事ですね。著者は、歴史を学ぶ事による2つのメリットを紹介しています。

1. 先人達の成功と失敗のケース・スタディの参考書として活用できますね。
文化遺産として何千年もの歴史があり、人間の本質は変わる事がないですからね。同じ失敗を何度も、何度もしています。失敗の原因を理解する事です。失敗しなければ、成功に結びつくわけですからね。
2.「興亡の歴史」をおぼろでながらでも体得できることですね。
歴史を学ぶ事で、国または組織の興亡(なぜ興り、なぜ滅びたか)について、その底を貫いている共通の原理が理解出来ますね。

中国古典には、何を手がかりにして人をみるかについて、こまごまと書かれているそうです。著者は、基本的な手がかりは3つあると述べています。

顔つき発言行動だそうです。この3点で人を見ればよいですね。

私も、麻生総理をこの3点で観察してみましょう。解散時期が分かるかもしれませんね。

最後に、先見力は視野を広くで、洞察力は自分の頭で深く考えることになります。そして、わずかな徴候を嗅ぎ取る研ぎすまされた感性ですね。

(出典:”中国古典の名言に学ぶ、勝つためにリーダーは何をなすべきか”守屋 洋著、PHP刊より)
posted by お坊 at 22:52| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月26日

強者の人間学とは?

あなたは、中国古典「韓非子(かんびし)」について、ご存知ですか?

今から約2200年前に、中国では戦国時代末期近くでしたが、韓非(かんび)」が記した(後世何人もの人が書き足していますが)書物が、「韓非子(かんびし)」ですね。

この書物は、中国の帝王たちが、よく読んだ書物の一つですね。強くなるための人間学の本です。

これを読むと、今の金融関係の人達、官僚、政治家などの拝金主義者の気持ちがよくわかりますよ。
著者の韓非は、”人間不信の哲学”を前提に、”人間は利益によって動く動物である”と定義して、この著を書いたのです。つまり、現代のある種の人たちも、2000年前のある種の人たちと変わっていないというわけです。利益至上主義は、人間のDNAに書き込まれていますね。

でも、意外とこの書物は、人気があり、歴史的にずっと読み継がれていますね。すぐれたトップ、リーダーも、あえて公言しないまでも、熟読しています。人間の本性ですかね。

この著者は、若い頃荀子の弟子となり、彼の影響大ですね。荀子は、性悪説を説いています。人間は、生まれ持って、悪人であり、これを前提に人間の行動を考えるべきだ、という説ですね。

こう考えると、韓非は、人間を動かしている動機は、何かというと、愛情、思いやり、義理、人情でなく、ただひとつ”利益”だと考えていました。私からすると、さびしい思い、考えですね。韓非は、周りの人から好かれなかったでしょうね。

でも、2200年前の中国での戦国時代の君主は、このような冷たい、さめた人物でなければ、生き延びないのでしょうね。日本の戦国時代を考えれば、わかります。織田信長、豊臣秀吉、徳川家康などですね。

内容的には、著者の統治理論(人を掌握する方法)は、「法」「術」「勢」の3つの要件が中核になっています。「法」は、法律ですね。「術」は、法律を用いての部下をコントロールするためのノウハウです。「勢」は、部下に対する生殺与奪権を握っていることです。まさに、官僚制度です。官僚たちは、この本を影で?読んでいますね。そして、利益至上主義になっていくのですか?

たとえば、「韓非子」では、次のように語っていますね。

「鰻は蛇に似ているし、蚕(かいこ)は芋虫(いもむし)に似ている。だれでも、蛇を見れば飛び上がり、芋虫を見ればゾットとする。だが、女性は蚕を手でつまみ、漁師は鰻を手で握る。利益があるとなれば、だれでも、こわさを忘れて勇者に変身するのだ」

また、次の例を引用しています。

衛の国のある夫婦が神様にお祈りをした。妻が祈るには、
「どうか神様、百束の布をお恵み下さい」
「ばかに少ないな」
夫が聞くと、
「これより多いと、あなたが妾をもつようになるからですわ」
妻は、そう答えたという。

同じ家に住む夫婦でさえ、これだけ利益がちがうのである。まして君主と臣下のあいだでは、なおさらのことではないか、と「韓非子」は言いたいらしいですね。

それぞれに立場が異なり、それぞれ追求する利益が異なる以上、頭から相手を信頼して掛かるのは、取り返しの付かない失敗を招く恐れがある。所詮、他人は信頼できない。頼りになるのは、自分以外にないのだ。このような論理展開をこの「韓非子」では、全編に渡ってしていますね。

詳細な内容は記しませんが、上記の前知識で、ぜひこの書物を、反面教師として、読んでみてください!結構、本質を突いていますよ。自分も、もしかしたら、悪人かもしれないかも、と思う場合がありますね。なかなか、人間の本性をするどく見つめています。でも、なんか、侘しい気がしますが、、

ところで、この著者の韓非は、人に騙されて(韓非追い落としの策謀にはまって)牢獄に入れられ、自害を強要されました。その人物は、かっての同学(一緒に学んだ)の李斯ですね。絶望した韓非は、毒を仰いで自ら命を絶ったそうです。その時の李斯の仕えた君主は、後の始皇帝で、始皇帝は、この韓非の書読んでその強烈な論理・主張に見入ったそうです。これは、当然ですよね。後の始皇帝の言動は、まさに、「韓非子」ですからね。そして、かれの懐刀として活躍していた李斯は、自分の地位が脅かされると思い、策謀したのです。

結局、韓非は、自分の倫理観の通りに、他人(同門の仲間)が、自分の利益のために策謀され、自害したわけですね。

あなたは、強い孤独な人間になれますか?

(出典:”強者の人間学「韓非子」 守屋 洋著、PHP刊より)
posted by お坊 at 03:09| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月25日

戦後最長の好景気だった?

ご存知のように、日本は米国発のサブプライムローン問題が起こる2007年まで、69ヶ月連続の好景気でした。また、日本政府は戦後最長の景気拡大と発表していましたね。この69ヶ月間とは、2002年2月から2007年10月まででした。

でも、どうでしょう。その間、我々の懐感(財布の中身)は増え、好景気だと言う実感がありましたか?2001年後半のITバブル崩壊から、我々の生活が潤っていると、実感出来ていませんね。各種の世論調査を見ても、同様な感じです。

どうしてでしょうか? 私自身も、確かにその原因の1つは、小泉・竹中コンビの経済政策というより、アメリカのより一層の日本の資金搾取も有りますが、これは、戦後ずっとアメリカに献納していますから、これだけの原因では、ありませんね。

私自身、納得出来る要因を考え、色々書物を読んできましたが、漸く腑に落ちる理論?を得ましたので、紹介します。これが記されているのは、”「底なし」日本経済大不況”須田慎一郎著、KKベストセラーズ刊です。著者は、一見強面の金融・経済専門のジャーナリストで、テレビにも時々出て、ご存知の方も多いでしょうね。私の好きなジャーナリストの一人です。

その本で、著者は、この69ヶ月間続いた戦後最長の好景気には、正式な名称が付けられていないので、「いざなぎ越え景気」と仮名称としています。通常、「神武景気(じんむけいき)」「岩戸景気(いわとけいき)」や戦後最長だった57ヶ月間続いた「いざなぎ景気」があり、神話から採った言葉が用いられますね。今回の好景気は、戦後最長の69ヶ月間ですので、著者は、「いざなぎ越え景気」としたのですね。

では、この「いざなぎ越え景気」の正体を、著者の分析で見てみましょう。

経済活動やその構造を説明するのに、「ダム理論」というものがあります。もともとは日本銀行が金利調節を行う場合に、日本経済のあり方や仕組みを説明するために用いたものですね。

山の上に雨が降ると、川に水が大量に流れ込みます。そのためにダムが造られ、その水をせき止めますね。このダムを大企業とすれば、水の流れはお金の流れと考えられます。下流に位置するのは、中小零細企業、あるいは企業の規模を問わず、従業員もここに含まれます。

上流に収益という恵みの雨が降り、そこで降り注いだ雨、つまりお金を、まず大企業がダムのごとくせき止めますね。そこで貯め込まれたお金は、直ぐに下流には流れていきません。理由は、大企業は収益が上がったからと言って、部品単価を値上げしたり、従業員の賃上げしたりいませんからね。大抵、上流から企業の都合の悪い話はしません。下流からの交渉次第ですね。

そして、ある程度の水準まで利益が蓄積されたところで、大企業と言うダムは下流に放流を始めるのです。ここでも、下流からの交渉が必要ですがね。

ところが、「いざなぎ越え景気」では、ダムは満々と水をたたえているのに、一向に放流をしなかったのです。そうしているうちに、今回の世界同時不況に突入して、ダムの水位(企業の利益)は一気に下がり、放流どころではなくなってしまったのですね。

ここで、タラレバですが、先ほどの景気拡大局面(ダムは満々と水をたたえている時)で、放流が行われていたら、所謂、「内需」に火が着き、もっと息の長い好景気が続いていた可能性が高いですね。ここで言う「内需」とは、下流の中小零細企業(日本の企業の99%)の活性化です。

では、なぜ、放流をしなかったのでしょうか?

それは、今までの好景気、つまり、「いざなぎ景気」「バブル景気」と今回の「いざなぎ越え景気」の違いによるもので、GDPに占める輸出依存度ですね。過去の2つの景気に比較して、5倍以上の依存度率の違いが有ります。要は、日本のGDP(日本全体の生産高)は、輸出に高く依存している事ですね。そのため、大企業は、海外企業とのコスト競争、為替リスクのために自分たちの利益をその方面に向けなければならない。国際競争の現実に直面したのですね。

こんために、戦後最長の「いざなぎ越え景気」が今日の日本を覆う「世界的不況」を一層根深いものにしていますね。なぜなら、先ほどの放流をしなかったことが、「内需」という日本経済のメインエンジン(日本企業の99%)に着火せずに、景気拡大が終焉を迎えてしまったのです。また、それに加え、頼みの「外需」(輸出産業)まで、世界同時不況で、総崩れになってしまい、景気回復には、かなりの時間が必要ですね。少なくとも、3年から4年は掛かるでしょうね。

それ故、現在の日本政府のコメントを信用しない方が良いですね。少なくとも、3年から4年は回復に掛かりますから、出来るだけ、国に頼らず、自分で打開策を考える必要があります。国の優先事項は、大企業の活性化です。見れば分かりますね。今回の15兆円の補正予算、そのほとんどは、大企業向けです。エコポイント(自動車、エコ家電、地デジTVなど)、ETCでの高速割引などですね。

でも、どうでしょう! 先ほどのダム理論では、大企業が潤っても、国際競争への対策に利益を使い、直ぐには「内需」にはお金が回ってこないのではないでしょうか?

国の政策で必要なのは、日本経済のメインエンジンである中小零細企業の活性化や地方の活性化のための財政政策ではないでしょうか? つまり、日本経済のメインエンジンへの着火ですね。

以上が、自分が理解した日本経済の状況です。でも、こんな風に新聞を含めて、マス・メデアは日本経済について説明すべきですね。いつも難しく説明していますね。一般聴衆は、知ってはいけないのでしょうか? 確かに、TVCMのスポンサーは大企業ですもんね!納得です。

(出典:”「底なし」日本経済大不況”須田慎一郎著、KKベストセラーズ刊より)

posted by お坊 at 02:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月24日

自己分析の方法!

あなたは、自分の本当の実力を知っていますか?

これからの時代、自分の現在の実力を冷静に分析し、その上で能力向上を図る必要があります。と言うのは、多くの場合、会社の看板で仕事をして,結果を出しています。そのため自分の実力を思い違いしていますね。外から見える自分の姿(会社や地位)と自分の本当の実力の間にはギャップがありますね。

このギャップで、自分の実力の方が大きい時、つまり、”能ある鷹は爪を隠す”状態であれば、問題ないですが、反対の場合、つまり、偶然や、幸運、または、上司への”よいしょ”などで昇進して来た場合、現在の職場での地位(外から見える自分の姿ですね)に、実力が伴っていません。そのため、これらの人達には、この先厳しい試練が待っていますね。そのためにも、実力を付けましょう!でも、この人達は、その努力は出来ないでしょうね?

世の中が上向きの時は、会社の看板で、業績を上げる事が出来、能力もそれほど必要ないですね。でも、一旦景気が下がり始め、この先景気が不透明だと、会社は人員削減を否応無しに実施します。そのとき対象になるのは、平社員は当然ですが、給料の高い、能力のない(地位に見合わない)経営幹部、管理職もターゲットになり易いですね。

また、辞めた後の就職は困難でしょう。取引先に逃げ込もうとしても、会社の看板の無くなった人物への評価は、厳しいものが有ります。取引先は、前の職場でのその人の普段の仕事ぶりを良く観ていますからね。実際、これはすごいですよ。

では、どうすれば、自分の現状の実力を測れるでしょうか?それは、企業の業績評価を計る方法として活用される”バランスト・スコアカード”の手法を応用するのです。

バランスト・スコアカード”とは、BSCとも言いますが、企業の業績評価を4つの視点から分析し、また、その評価結果から、課題を設定して、計画的に業務改善をして、業績アップにつなげていく手法です。

その4つの視点とは、財務の視点顧客の視点業務プロセスの視点、そして、習と成長の視点ですね。そして、企業を自分会社に見立てて、4つの視点から分析するのです。

まず、財務の視点ですが、自分が、今どれだけ貯金などの資産を持っているかを考えるのです。会社が倒産などで、ダメになっても、家族を養っていけるか、の能力ですね。もちろん、この資産には、頭脳資産も入ります。お金は使うと無くなりますが、頭脳資産は、使っても無くなりませんね。万が一の場合でも、独立して、アイデア勝負などで仕事が出来ますね。これが重要ですね。とにかく、これからは有効な資産の確保は重要ですね。また、そのための計画を立てましょう! そして、無駄金を使わないことです。

次ぎに、顧客の視点ですが、これは「個人ブランド」ですね。人間としての信頼感、正義などに基づく行動への他人の共感、認識です。この部分でのあなたの自己評価はどうですか?また、他人からの評価は? 当たり前のことを、バカみたいに、ちゃんとやっていますか?(ABC)

そして、業務プロセスの視点ですが、「志(こころざし)」得ようと試行錯誤しているか、毎日の仕事について課題を見つけ改善する努力を行っているか、自分の頭で考えずに他人に言われるままに行動していないか、努力して効率的に仕事をしているか、などを自問してみる事ですね。そして、日常の生活(仕事)習慣を変えていくようにするのです。テレビを観る時間を減らして、勉強するなどです。また、メタボ対策での運動促進ですね。

最後に、学習と成長の視点ですが、これは分かりますよね。日々の中で、短い時間でも良いですから仕事に必要な能力を身につけるように学習する事、そして、その学習を継続させて、自分の成長を図ることです。前回のガンチャートを作成して、管理するのも良いですね。

如何ですか? 4つの視点から自分を分析する方法は。もちろん、他にも良い方法も有るでしょうが、この4つの切り口で、週末に軽く自己評価して、翌週から、またがんばろう、と思えば、気楽に出来ますよね。でも、これだけでも、効果絶大だと思いますね。ただ、継続しないとダメですよ。”継続は力なり”です。


posted by お坊 at 02:41| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

問題解決の方法!

あなたは、どんな方法で、問題解決を試みますか?

なかなか難しい質問です。自分のこれまでの人生経験から言いますと、ただ頭で考えても答えは出て来ません。まず、現場、実地に行って、見て、そして、その見た事、感じた事を紙に書いて、そこから考えてみることですね。まさに、刑事の事件捜査方法と同じです。

その紙に書いて考える方法ですが、図表、つまり、チャートなどを書いてみるのですが、私の経験や、学んだことから、4つのチャートを書いてみると、意外と問題、および、解決のヒントが浮かびやすいですね。実は、この4つの図表は、経営学での主要なモノなのです。だから、MBA出身の人達は、手順に沿って問題解決を早く処理しますね! でも、その結果がベストかは、?ですが、

ポジショニング・マップ、フローチャート、ロジック・ツリー、ガンチャートです。

この4つは、問題を分析したり、解決策を考えるのにとても有効だと思いますね。

ポジショニング・マップですが、これは、自分と他人の相対的な関係を示す図ですね。これにより、たとえば、自社と競合他社の関係を考えることができ、同じ土俵で戦わないように、そのポジション(戦う場所、分野)を変える場合に、どこのポジションにするか考えることが出来ます。つまり、孫子の兵法でいう、”最高の戦略は戦わないこと”ですね

また、このポジショニング・マップで、現在の自社(自分)と競合他社(他人)との関係を把握して、これからどこの分野(ポジション)を目指すか、つまり、ブルーオーシャンを探すかを検討する将来展望のマップにもなりますね。

フローチャートは、コンピューターのプログラム作成に活用されるものですが、物事をロジカルに考える時にも使えます。人間は、頭の中で考えると、直感的に考えやすいので、このようなフローチャートを使うことで、論理の飛躍(1+1=3などのように)や直感的に考えを排除することが出来ますね。

ロジック・ツリーは、発生している問題の原因を掘り下げるのに役立ちますね。以前もブログで書きましたが、現状起こっていることを問題と現象に分け、さらに問題の原因を、トヨタ式に、”なぜ”、を5回(実際は、3回くらい)繰り返して、本質的な原因を探るのです。

最後に、ガンチャートですが、一般には、工程表と言われますが、要は、スケジュール表ですね。この役目は、問題、そして本質的な原因を見つけ、対策を考えるわけですが、その時のこれからの対策上の行程管理、つまり、対策のための行動の進捗状況の管理ですね。これはとても重要です。結局、この部分が上手く行かなければ、問題解決には、至りませんからね。

また、過去から現在までの今起こっている問題の推移を確認することも出来ますね。どこかで、何かを付加して、または排除してなど、それが起因して、現状の問題になっている場合なども、このガンチャートを作成することで分かります。

ここでは、それぞれの図表の使い方は説明しませんが、他の書物で研究してみて下さい。参考のため、インターネット上で、簡易に学べるように、URLを記しておきますね。でも、本屋さんで、立読みで良いですから、自分で一度詳細に見て下さい。

ポジショニング・マップ: http://www.yahoo-vi.co.jp/method/a03.html?adv=listing

posted by お坊 at 00:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月22日

指導者のための聖書”言志四録”(2)

前回に引き続き、「言志四録」についてお話しします。今日は、その中に出てくる、私の好きな4つの文章を紹介します。ところで、”四録”となっていますが、なぜでしょうか?

これは、「言志録」「言志後録」「言志晩録」「言志耋録」の四書を総称した名称です。これは、佐藤一斎が, 42歳から53歳まで(言志録)、57歳から66歳まで(言志後録)、67歳から78歳まで(言志晩録)、80代に(言志耋録)、それぞれ書いたものですね。

自分を厳しく責める人は、人を責めるときも厳しい。人に思いやりのある人は、自分に対しても寛容である。しかし、これはいずれも厳か寛に偏っている。立派な人は、自分に責めるのは厳しいが、人を責める場合は寛容である。(言志録第30条)

これは、リーダーとしての考え方を説いたもので、よく仕事の失敗で、上司が部下をこれでもか、これでもかと叱責している場面が多くありますね。これなど、リーダーとしての資質がないことを、上記の文章は説明しています。リーダーたるものは、まず、自分の部下への指示、支援での拙さを分析、反省すべきですね。

そして、部下の気持ち、やる気を損なわないように、この失敗が今後の仕事のやり方に役立つように、時折怒り顔で(ここがポイント)、助言すべきです。もう終わった結果を何回も怒っても仕方ないですね。結果が変わるわけではないだから。如何に、愛を持って部下を育てるか、また、耐えるかです。でも、自分もこの境地には、なかなか行けないですが、

立派な人物は、他人に頼らず、自信を持って独力で立ち、堂々と行動することを尊重する。権力にこびたり、金持ちにへつらったりするようなことはしない。(言志録第124条)

これは、わかりますよね。でも、今の日本人で、これを実践する人はとても少ないですね。

人から信用されることが難しい。いくらうまいことをいっても、人はその言葉を信用しないで、その人の行動を信じるからだ。いや、行動を信じるのではなく、その人の心のあり方を信じるのである。(言志録第148条)

これは、このブログで書いた「個人ブランド」ですね。他人に如何に共感を得てもらえるか、です。そのためには、「志(こころざし)」に基づいた行動ですね。

読書の方法は、孟子の次の三言を師とすべきである。
自分の心をもって、作者の精神を受け止める。
書物に対しては批判的であって、その一部を信用しても、全部を信用しない。
作者の人柄や業績を知り、また当時の社会的背景を考えながら、読んでいくべきである。
(言志録239条)

これは、読書の心得だけでなく、今のマス・メディア(TV、新聞など)からの情報の受け取り方に当てはまりますね。いつも言っているように、人の意見の一方的な受け売りでなく、自分の頭で情報を咀嚼して、自分の知恵にすることですね。

このように「言志四録」には、人生を生きていくのに、有益な知恵がたくさん記されています。
皆さん、ぜひ、この「言志四録」を読んでみて下さい。大事なのは「志(こころざし)」ですよ!

(出典:「[現代語抄訳]言志四録」佐藤 一斎著、岬 龍一郎編著/PHP刊より)

posted by お坊 at 07:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月21日

指導者のための聖書"言志四録”(1)

あなたは、「言志四録」という書物をご存知ですか? 

この書物は、江戸時代末期に佐藤一斎という中国の思想、特に儒教を学び、昌平坂学問所の儒官(今で言う東京大学総長の立場)を勤めた人です。佐藤一斎は、明治が誕生する9年前の安政6年9月、88歳で亡くなるまで、泰山北斗と称される学界の最高権威として、有意の青年たちに計り知れない思想的感化を与えました。

特に幕末の志士には、絶大な影響を与えています。たとえば、佐久間象山吉田松陰などですが、特に彼の著作である「言志四録」が西郷隆盛の座右の書として有名です。それが理由で、私もこの本を読んだわけですね。

この書物は、日本と言う国に志(こころざし)高き「サムライ」がいた時代から読み継がれてきた至高の書であり、”指導者のための聖書”と言われています。

それで、心の危機を乗り越えるために、自分の壁を突き破るために、回りの人々を幸せにするために、真のリーダーを目指す人のために、有効な本だと思います。現代の人達に必要な知恵だと思いますね。人生を生きるためには、まず「志(こころざし)」を見つけることです。そうすれば、永続的なモチベーション創出になり、物事に自ら進んで行動をするようになりますね。

私は,20年以上外資系企業に勤め、その後も欧米流の経営学を学びましたが、この本に述べられている志(こころざし)については、学ぶことはなかったですね。外資系企業では、地位が上がるほどに、人相が悪くなって行きます。つまり、欧米の考えは、儲けること優先で、人間性を余り問わないですね。良い人間?は、辞めて行きます、または、辞めさせられますね。

このような欧米主義の考え方の欠点が、今回の金融問題で露見しました。これからの時代は、まず、「志(こころざし)」があり、それに伴う人間力があり、その上で欧米流の考え方の良い部分を取り入れることだと思いますね。

でも、現代の日本社会では、日本古来の思想を軽視し、欧米志向を重視しています。たとえばMBA教育ですね。また、情操教育である右脳教育よりも、ロジカルシンキングに代表される左脳教育です。これからは、まず「言志四録」のような書物を読んで、志(こころざし)を得て、人間的な成長を図りたいものですね。

最後に、この書物で、有名な「三学戒」の名文句を紹介します。

少にして学べば、則ち(すなわち)壮にして為すこと有り。(若い時に学べば、)
壮にして学べば、則ち老いて衰えず。(中年?でも学べば、)
老いて学べば、則ち死して朽ちず。 (年老いて学べば、) 

この名文句は、人間は、人生のそれぞれの段階で、学べば、学んだなりの成果が出ることを示しています。まさに、「学問の力」を端的に表していますね。

他にも、私の好きな言葉がたくさん有ります。次回はそれをご紹介します。

(出典:「[現代語抄訳]言志四録」佐藤 一斎著、岬 龍一郎編著/PHP刊より)


posted by お坊 at 22:02| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クリティカル・マスについて!

あなたは、クリティカル・マスという言葉をご存知ですか?

多分知りませんよね。ご存知ならよく勉強していると思います。または、よく新聞を読んでいるのかもしれませんね。英語では、”Critical・Mass”で、日本語では「臨界量」と言います。つまり、これ以上、または、これ未満での、これを示す臨界値を言います。この臨界値で、決定的な違いが生じる水準になるわけですね。

このクリティカル・マスですが、今の時代、経営戦略では、企業の存続可能な最低規模を意味しています。

たとえば、近年欧米では、道路を大量の自転車が通行する事をクリティカル・マス(ライド)と言います。これは、自転車が多くなってきていて、ある臨界量を超えて、あるいは超えようとしており、このままの状態が続くと、深刻な交通問題になりかねない。それで、現状の自動車中心の交通ルールや慣行を見直す必要が出て来ています。ここでのクリティカル・マスは、臨界点にあたる自転車の走行量を意味しますね。

企業が存続可能な最低規模である、クリティカル・マスの例を紹介すると、

製造業では、研究開発(たとえば医薬品)や製品開発(たとえば自動車のエンジン)コストを回収するには、当然、ある一定の販売量が必要になりますね。その一定の販売量未満では、企業は赤字決算になります。今のトヨタの状態ですね。昨年来のサブプライム・ローン問題での世界的経済悪化での欧米での大幅な販売低下です。そのために、先ほどの製品の研究・開発費(売上原価、製造原価)が回収出来ませんね。

家電量販店、コンビニなどでは、仕入数量が多ければ仕入単価を下げることが出来ますね。ということは、仕入量がライバルより少ないと、市場での価格競争に負けますね。このため、ヤマダ電器、コジマなどは、全国的な出店展開をしたわけですね。店舗が多ければ、仕入数量が増えますからね。コンビニのセブン・イレブンやローソンなどの場合も同じですね。

携帯電話、通信ソフト(たとえばGoogle)や各種ネットサービス(たとえばMixi,SNSなど)でも、ユーザー数について、クリティカル・マスがありますね。同じサービスを利用するユーザーが増えれば、そのユーザーのベネフィット(便益)が高まります。

たとえば、YouTubeです。利用するユーザーが増えれば、投稿する画像が増えて、ユーザーは、よりたくさんの画像を見ることができますよね。また、ネットワークでつながるサービスの利用者が増えることで、利用者のベネフィットが増加することを、ネットワーク外部性と言いますね。

最後に、資本市場では、それぞれの市場規模が見積もられ、その市場のクリティカル・マス、つまり、市場の企業存続の最低規模が、一般的になります(定説に)。するとそれぞれの市場では、クリティカル・マスまでの水準に達しない企業の株価は下がります。金融市場は、企業の存続が厳しいと評価しますからね。

で、このような規模が大きくない企業は、株価を上げるために、同業との合弁を考えるわけですね。これを水平統合と言います。横並びの同じ業種が統合するから、水平統合なわけです。この水平統合が、国内から国際間に発展しているのが、現代社会です。クリティカル・マスは、M&A増加の原因の1つでもあるわけですね。

でもね、このようなクリティカル・マスというのは、大量生産・大量販売を前提にした経営戦略です。これからの時代、エコを含めて、少量多品種生産・販売の時代ではないでしょうか。であれば、グローバルな展開(経営戦略)や首都圏中心の戦略から、地方、各国ごとのローカリゼーション(それぞれの風土、土地。国に合致したやり方、経営戦略など)を重視したモノづくり、販売を考えるべきです。特に、日本は、手作りの品質に特化すべきですね。であれば、利他主義にも合いますしね。

つまり、”大きいことは、良いことだ”、よりも、”身の丈にあった、適切サイズが、ベストだ”ではないでしょうかね! あなたは、どう思いますか? 皆さんも、よく考えてみましょうよ!

(出典:「マネジメントの最新知識」武藤泰明著、PHP刊より)

posted by お坊 at 03:31| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

戦略の本質について

ここ2日間、ブログ更新してませんね。このところ、自宅から新しく事務所に移転して、より高品位に、かつ効率的に仕事したいと、資金調達で忙しい毎日のためです。

現在のオフィス、と言っても自宅マンションの7畳くらいの書斎です。PCが6台、その周辺機器、と多分7000冊以上の書籍に囲まれた状態で、ちょっと本を置くと、もう行方が分からなくなってしまいますね。とても非効率的です。仕事を始める前に本探しですからね。

ところで、今日のお話は、戦略についてです。以前にも、何度も、このブログで書きましたが、もう一歩突っ込みたいと思います。もし難しいようでしたら、過去のブログをご参照願います。

まず、現在の経済状況で、自社の売上げが急に落ち始めた。そこで、新製品を企画、開発して、販売する方針を会社のトップが決定したとします。次ぎに、戦略を構築しますね。もちろん、その前に、自社の現状、業界動向などの市場調査はしている前提です。

この時の「戦略堤言」ですが、意外と戦略でなく「戦術堤言」になっている場合が多く見られます。経営トップと言えど、戦略と戦術を混同して用いていますね。実際、私も、今にして思えば、かなりの頻度で間違って使っていましたね。ここ3年くらいですか、違いが明確に分かったのは?

で、この経営での本質的な戦略と戦術の違いについて、明確に書かれた薄い書籍があります。わたしも何度も読んでる本です。それは、以前にも紹介しましたが、「経営の真髄」小泉衛位子著/日本経済新聞出版社刊です。120ページの薄い本ですね。でも、経営の本質が書かれていて、非常にためになりますよ。また、ビジネスパーソンの自己啓発についても記されています。

この本で、戦略というものは、次の項目をカバーしている必要があると記されています。つまり、次の要件を満たしていないのは、戦略でない,と言う事ですね。5項目です。覚えておくと良いですよ。

1.競争相手とどう戦うか、競争相手の名前も出てこない。
2.自社の資源の分析・配分・コスト化が出来ていない。
3.戦う”場”の定義が明確でない。
4.どのように、いつまでに勝ちたいか、目標が明確でなく、かつ共有されていない。
5.目標と資源配分の整合性がない。

たとえば、ワンマン社長が居て、商売になることなら、何でもやります。”お客様は、神様です”と言って、客からの注文依頼を何でも受けてしまう場合は、明らかに、戦略の無い会社です、というより社長が何も考えていないですね。敢えて言えば、3の戦う”場”がないことです。どんな商売領域で商いをするか、の定義がないでわけです。まあ、なんでも売ろう、という戦術ですかね。

こんな例はどうでしょう! この会社では、戦う”場”が定義され、そこへの自社資源の集中をおこなうことに、経営トップは判断しました。そして、経営会議で、幹部にその領域(市場)への販売促進の号令を掛けました。それが、下部組織には伝わっていません。下部の営業部隊は、既存のやり方で、いままでの市場で販売活動をしています。

この例では、経営トップ、幹部は、ある程度の戦略を持っていますから。戦略のある会社でしょうか?違いますね、まず、全社的な戦略の共有がありませんね。営業部隊は、既存市場での販売活動をしているのですからね。また、会社として、4のどのように、いつまでに勝ちたいか、目標が明確でない点もありますよね。

このように、戦略を構築する、実行する場合、上記の5項目をチェックしたいものですね。

で、会社がビジョン・目標を具現化するために、戦略構築しますが、このプロセス(考え方の順番)での要点として、先ほどの著者は、次の5つを上げています。これは、非常に重要ですよ。

1.事業・製品の市場・成長性
2.ライフサイクルの理解
3.事業特性の把握
4.シェアの価値
5.市場での自社製品・サービスなどの位置づけの理解

1は分かりますね。これから売ろうとする製品市場が成熟度が進み飽和状態なら、成長性はないですね。今のタクシー業界に、新規参入するみたいですね。新しい市場を考えるべきです。ブルーオーシャン戦略ですね。

2は製品(商品)のライフサイクルの問題ですね。導入期、成長期、成熟期、衰退期という、人間の一生と同じ過程を通ります。その製品市場が、今どの過程にあるのか十分検討する必要があります。

3は色々なビジネス形態で、利益率、収益構造、現金回収の期間などの特性が違います。たとえば、イオンなどの大手小売業は薄利多売で、高級XX店は正反対ですよね。事業(ビジネス形態)の特性を十分検討する必要があります。その事業特性に合致した戦略を作るべきですね。

4は、市場でのシェア獲得での認知度、評判(ブランド)が上昇する、反対にシェアが無くなると。それに伴い、認知度、評判が落ちますね。この点を考える必要があります。少なくともシェア維持ですよ。

5は、マーケティング戦略でのポジショニングですね。どこのセグメントの顧客をターゲットにするか、です。ターゲットを決めて、サービスの質、量を変えて、できるだけ他社と差別化できるようにすべきですね。

でも、上記の各5つのポイントは、自分の「個人ブランド」確立にも活用出来ますね。たとえば、ライフサイクルは、自分の一生だし、事業特性は、自分の個性などと考えればいいわけです。

(出典:「経営の真髄」小泉衛位子著/日本経済新聞出版社刊より)

posted by お坊 at 02:58| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月17日

個人ブランド!

あなたは、自分の「個人ブランド」が何であるか、ご存知ですか?まず、考えるのが、自分に「個人ブランド」があるのだろうか、考えますよね。私も同じです。

個人ブランド」とは、要は、評判ですね。評判ですから、他の人々が、どのようなあなたのことを知っているのか、見ているのか、耳にしているのか、または、あなたについて何を考えているのか、です。他人の五感を通してのあなたの分析とそれの口コミによるものですね。

で、なぜ、「個人ブランド」の話をするかというと、週末の日曜日に読んだ、「NQネットワーク指数」マイケル・ダルワース著、東洋経済新報社刊、という本の中に出てきたので、この言葉について考えてみたのです。上で述べたことは、この本に書かれていたことですが、当たり前のことですね。

でも、ここからが重要ですよ。この本で、著者は、”あなたの「個人ブランド」は、ネットワーク活動する時に用いるウソの仮面やマスクではない。他の人が本当のあなたを見るときに見える「本当のあなた」なのである。”と述べていますが、鋭い指摘ですね。

著者は、政治家を例として説明しています。政治家は、自分を自分で定義しようと懸命ですが、結局は、自分の理想の姿でなく、「一般の人々が、その政治家をどう思うか」が、その政治家のブランドになります。実際に、我々のブランド(評判)は、自分が思ったり、あるべきイメージではなく、自分の実際の行動を含めた普段の姿の他人への投影による判断結果ですね。

個人ブランドの把握法として2軸で考えるのが、著者の考えです。私は、この考え方に同感ですし、すごくシンプルなものです。言われれば、なるほどと思いましたね。

その2軸は、ブランドの「強さ」「弱さ」、そして、「プラス」「マイナス」ですね。この2軸は、別な言い方をすれば、”ブランドの強さ”と”ブランドの質”になります。”ブランドの強さ”は、他の人々が、あなたのイメージが直ぐ思い浮かび、あなたの特徴、強みなどが明確に言える度合いですね。”ブランドの質”は、人間的な質の度合い、つまり、正直さ、謙虚さ、素直さ、信頼などですね。

この事って、経済学でのモラルハザード逆選択に通じませんか? 自分の経歴(たとえば、剣道2段、某与党支部長)を偽って知事に当選した某氏などは、ブランドの強さはピカイチですね。でも、経歴の偽りは、逆選択(コトの前の行為、つまり知事当選前の行動)です。そして、化けの皮が剥がれました。これから彼のブランド失速になりそうですね。

また、政治家の中には、当選すると、当選前の謙虚な姿勢が、上からの視線に変わる人が多々います。これは、モラルハザード(ことの後でのモラル変化)ですね。つまり、個人ブランドを2軸で測るのは、現実的だと思いませんか?この方法で、自分のブランドを把握すると人生の生き方にプラスになると思います。常に、自分のブランドをチェックすべきですね。

方策を用いて(逆選択)、ブランド(評判)を上げても、人間的魅力が伴わないと、個人ブランドの価値は、上がりませんね。一時的に上がっても、どこかで失速します。また、本人の努力で、ブランド(評判)があがっても、そこでモラルハザード(人間性の低下)でのブランド失速が起こりますね。

結局、ABCで生きて、当(A)たり前なことを、馬(Ba)鹿になって、ちゃんと(Chanto)仕事や生活を営むことで、周りからの評判を得て行く人生が一番良いのかな、とこの本を読んで思いましたね。

最後に、著者は、自分のブランドを磨く4つの質問を提示しています。これを私のコメントを入れて紹介しますね。

1.私のアイデンティティは何か?(自分の存在理由、他人が自分を認めているところは何か、ですね。)
2.私は信頼できる人間か?(真面目に生きているかの問いかけですね)
3.私の物語は何か? (自分のこれまでの人生経験、自慢話(誇れるもの)が出来るか?) 
4.私は受け取るばかりでなく、お返しをしているか?(積極的に、利他主義を、ですかね)

あなたも、この4つの質問に答えてみて下さい!あなたの評判がよくなりますよ。

(出典:、「NQネットワーク指数」マイケル・ダルワース著、東洋経済新報社刊より)
posted by お坊 at 03:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

財務レバレッジとモチベーション!

前回は、財務レバレッジについて説明しました。この財務レバレッジとモチベーションには共通なことがありますね。気が付きましたか?そうです。どらも自分の努力に限界があり、他を利用することにより、成長させる媒介の点です。財務レバレッジは企業の成長を、モチベーションは人間の成長を助けますね。

モチベーションについては、このブログで、何度も説明して来ましたが、また、今後もことあるごとに書いていきたいと思います。それほど、大事なことですね。

モチベーションにより、人間は、信念を持ち、何事にも、積極的に行動することが出来ます。通常言われるモチベーションは、一時的(短期間継続出来る)なやる気意欲ですが、私の提唱するモチベーションは、人生のモチベーションで、自分のすべき人生の目的を悟り、その目的に向かって、自分の内面からわき上がるパッション(熱情)です。長期間継続出来ますね。

つまり、人間は、ある目的を持って、この世に生まれてきます。また、その目的達成のために、色々な人、モノ(本など)、生き物(ペット、植物など)などの出会い、そして、色々なところからの支援があるわけですね。そうして、その人間の人生の目的を、回りのすべてが手助けしているのです。毎日、感謝の念を持つべきです。これにより、より一層支援を受けることが出来ますね。

で、先ほども述べましたが、人間は、独力で、生きていくこと(人生の目的を見つけ、達成すること)は難しいです。他の人、モノ(学校など)を活用すべきですね。それにより、人生の目的を行うプロセスが効率的(回り道せずに)進められます。レバレッジが効くわけですね。

でも、レバレッジが効き過ぎても困ります。他の依存度が高くなり過ぎますからね。何事も程々が良いです。他を活用することですから、その他の人、モノの素性に影響されます。自分との相性等がありますし、他が、マイナスの方向に行く場合、もろに自分にマイナス効果を生じさせますからね。

たとえば、オウム真理教ですね。東大出の優秀な?人達が、人生の目的が分からなくなり、それの探索で、信者になりましたね。でも、麻原教祖の思考?に影響されて、とんでもない方向に行ってしまいました。これなどは、典型的なマイナス効果ですね。

自分のモチベーションを創造するためには、まず自分の内なる声を聞くように努力し、次ぎに、良き師(メンター)を勝手に決めて、行動を真似するのです。ある程度、ハマると、自分の考えや方向性との違いが見えて来ます。これを繰り返して、また、読書等での視野を広げることで、ぼんやりと自分のしたいこと(人生の目的)が見えてきます。ある日、突然分かるようになります。論語で言う、”五十にして天命を知る”ですね。ここでは歳は関係ありませんが、

もちろん、このプロセスの中には、学校に行っての学習もありますね。それによる人との出会い、そして、その人達からの感化があります。また仕事上の人達との出会い、そしてその人達からの感化もありますね。外への行動を広げるのです。それにより、自分への支援、手助けが増えますね。

結論は、自分に対しては、現在の自分をあるがままに受け入れて、深く思考するのです。他に対しては、視野を広げ、素直に聞くのです。そして、ポジティブに考え、行動するのですね。失敗もたくさん経験するでしょう。でも、それを良い失敗にするのです。がんばりましょう!

では、また。
posted by お坊 at 05:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月13日

財務レバレッジについて

あなたは、財務レバレッジをご存知ですか?

このブログでも数度この言葉について書きましたが、再度説明しますね。まず、レバレッジとは、”てこ”の意味です。我々もよく長い棒を用いて、小さな力で、大きな石を動かします。このことを”てこの力を利用する”と言いますね。

では、財務レバレッジとは、何なんでしょか? A社が自由に使えるお金が5000万円あるとします。これを不動産投資(アパート・マンション建設など)に使い、家賃収入などで年間利益500万円を得るとしますと、その利益率は、利益÷自己資金で、500万円÷5000万円で、0.1、すなわち10%ですね。

でも、ここで、あと5000万円を銀行から年利4%の利息で借りて、自己資金5000万円と合わせて、1億円の不動産投資をすれば、年間利益(割合を上記と同じに投資金額の10%として)は、1000万円です。でも、借金の利息が、5000万円x0.04 の200万円がありますから、その額を引いて、実質的な年間利益は800万円になりますね。そうすると、その利益率は、上と同じように計算して、800万円÷5000万円で、16%になります。

借金をさらに1億円にすると投資額は1億5000万で、年間利益は1500万円になり、年間利息400万円を引いた実質年間利益は1100万円で、利益率は、22%になります。

このように自己資金に負債(借金ですね)を加えて、投資額を拡大することで、利益率が上がりますね。この時の自己資金(実際は自己資本と言いますが、実質的には同じです)に対する投資額(実際は、負債と自己資本を合わせた総資本ですが)の比率が、財務レバレッジですね。自己資本だけの時は、当然1(倍)です。5000万円の借金では、2(倍)、1億円では、3(倍)と負債が大きくなると、それに伴って利益率も大きくなります。つまり、企業は少ない手持ち資金(自己資本)
でも、より大きく借金することで、加速度的に利益を大きく出来ますね。だから、企業は、財務レバレッジを効かせる(財務レバレッジの比率を大きくする)のです。

ところが、今回のサブプライムローンでは、10(倍)以上、実際15倍くらいまで、財務レバレッジ効かせましたね。経済が上昇している時は、良いですが、下がり始めると、同じ割合(10倍以上)でマイナスに働きます。つまり、10倍以上のマイナス効果が生じますね。

もうひとつのポイントは、上の利益率ですが、ちょっと変に感じませんか? 現実には、得た実質的利益から借金の返済が行われます。でも、企業の財務諸表には、この数字を入れる必要がないのです。財務諸表での借金(負債)関連での数字は、借金の総額と利息のみです。だから、経済状況が一旦悪化すると、利益が出なくなり、さらにそこから借金の返済が出来なくなる、また借金をする、そして、利息が増加する、という負のスパイラルに陥るわけです。これが、現在の経済状況ですね。

例えて言えば、景気が悪くなり給料が激減して、消費者ローンでの返済に困り、別の消費者金融業者から借金して、これを繰り返して、借金地獄に陥る、このような状態に企業が陥るわけですね。

次回は、この財務レバレッジとモチベーション創造の関係についてお話しします。この2つには、共通することがありますね。
posted by お坊 at 22:32| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月12日

コミュニケーション力の必要性!

あなたは、人とのコミュニケーションについて、どう思われますか? 

私は、なかなか難しいと思っていますね。こちらの意図が、相手になかなか伝わらず、イライラすることが、ビジネス戦士の時代に結構ありました。また、上司に報告したのにも、何度も問い返されましたね。

現在は、ある程度、経験で相手の気持ち、考えがわかりますので、まず相手の考え、思考方法に合わせて話して、自分の考えの方向に誘導します。つまり、相手の立場を尊重して、懐に入るようにする。そして、共通の部分を確保します。これが、お互いの共感を呼ぶわけです。これにより、自分が相手に認めてもらえるのですね。

以上は、私の経験的なコミュニケーション方法ですが、最近、この手の本で、面白いのがあったので紹介します。これは、「1億人を動かす技術」福士 睦著、ダイヤモンド社刊の書籍です。この福士氏は、日本テレビプロジューサーで、色々な番組を手がけて来てますが、特に「世界一受けたい授業」で、PTAが選ぶ子供に見せたい番組ナンバーワンに選ばれ、高視聴率を獲得し続けていますね。

この本の中で、著者は、

社会に出て一番必要なのは、コミュニケーション力だ」という事実を、私は長年、実感してきました。

と述べています。私も同感ですね。以前にも書きましたが、人間の欲求について、心理学者のマズローが5段階説を唱えました。まずは、生理的な欲求(人間本来の欲求ですね)、次に安全の欲求(毎日を安全に暮らしたい欲求)、そして、社会的欲求(皆とコミュニケーションをとり、仲良くなりたい欲求)、さらに、自我の欲求、自己実現の欲求と高度な欲求に変化していく、と言うものですね。

ここで。社会に出て、仕事に慣れてくると、第三の欲求である、社会的欲求が芽生えてくるのです。これには、コミュニケーション力が必要になってくるわけですね。

著者は、このコミュニケーションには、2種類あり、「1対1」と「1対多数」だそうです。そして、著者は、会社員として日常を過ごす際は、「1対1」のコミュニケーションをたくさん行い、テレビの作り手としては、「1対多数」のコミュニケーションを行いそうです。まあ、当然ですね。でも、一般的に、この2つのコミュニケーションのやり方は、別々の方法論があると思われていますが、著者は、本当に伝わりやすいコミュニケーションのやり方は、同じでないかと、述べています。ここが面白いですね。

確かに、「1対1」の場合、相手の立場に立って、相手に飛び込む、と上記でも書きましたけど、「1対多数」では、仕事でのプレゼンテーションですね、まず要点を整理して、論理的に話す、などと私は考えましたね。

著者は、その方法として、

愛のもてなし+冷静な技術=伝わるテレビ流コミュニケーション力

この式の意味は、コミュニケーション力は「愛=心の姿勢」と「技術=技・テクニック」から生まれると言うことだそうです。、「1対1」でも「1対多数」でも、基盤として相手に対する「愛」を持って、そのうえで「技術」を使えば、伝えたいことは驚くほど伝わるようになるのだそうです。ここでの「愛」というのは、伝えたい相手への思いやり、おもてなしの心、真心ですね。

愛やもてなしの心、真心を持つとは、3つの条件を満たすことで、要は、”どれだけ相手の立場になれるか”です。3つを心掛けると、相手に聞く耳を持ってもらえますね。

1.相手の興味・関心に合わせる(共感を得ることですね)
2.相手の頭に負担をかけない(相手の理解度に合わせることですね)
3.効率的に自分の思い・情報を伝える(相手の時間を浪費しないことですね)

伝えたい相手の気持ちを考えずに、自分の思いに夢中になると、一方的な話になり、相手に聞く耳を持ってもらえませんね。営業でも、この間違いは多いですね。製品を売ろう、売ろうと一生懸命になり、相手の購入メリットを考えませんね。これでは、製品は売れませんね。

著者は、”一億人を相手に対話するテレビの世界では、相手の立場を忘れたコミュニケーションをとれば必ず失敗し、淘汰されてしまいます。”と述べていますね。

以上、コミュニケーションには、まず、思いやりの心が必要で、その上で、数々の技術・スキルを駆使すれば良いわけですね。スキルは、皆さんも、ご存知でしょう!でも、この技術に、マーケティングのセンスが必要だと、著者はこの本で述べていますね。ぜひ、この本を読んで見てください。ためになりますよ!

(出典:「1億人を動かす技術」福士 睦著、ダイヤモンド社刊より)
posted by お坊 at 03:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月11日

映画「ハゲタカ」を観て!

関東地方も遂に梅雨入りしましたね。水曜日は、一日どんよりとしたまさに梅雨らしい日でした。わたしは、映画「ハゲタカ」を観てきました。視察を兼ねて、以前紹介した越谷レイクタウンに、そして、近くの映画館に知人のプランナーと供に行きました。

映画「ハゲタカ」は、日本の有名自動車会社が、米国系投資ファンドによるTOBを仕掛けられ、その防衛対策として、ホワイトナイト役の鷲津ファンドが立ち上げる、という展開ですね。その投資ファンドは、実は、中国の国策による莫大な資金供与を受けており、その自動車会社の高度な技術を狙っています。以上が、映画の大雑把な内容です。とても、面白かったですよ。

また、こういう経済的映画を見ることで、経済、金融の言葉のイメージが掴めますね。この映画では、3つの言葉が印象に残りました。TOBホワイトナイトPBRですね。如何ですか?この言葉の意味分かりますか? TVでも、3−4年前?に、ライブドア事件で、さんざんこれらの言葉が飛び交っていました。

では、思い出してみて下さい。TOBとは、株式公開買い付けですね。ターゲットとなる企業の経営権を左右するほど大量の株式を取得しようとする際に(要は、ターゲット企業の経営権を取得したいために)買い付けの期間、価格、株数などを公表して株式を買い取ることです。最近では、ブルドックソース、アデランスなどがTOBの対象になりましたね。その中心的ファンドは、スチィール・パートナーズでしたよね。このファンドは、日本の色々な企業に手を出して、また日本の司法とも争いました。

次ぎに、ホワイトナイトですが、これは、買収防衛策のひとつで、仮にA社がB社に買収され層になった際、A社の経営方針に協力的な別のC社という有力会社を見つけて、C社にA社を買収してくれるように持ちかける、という方法です。要は、友好的なC社に自社を買収してもらうことにより、B社に対抗するわけですね。白馬の騎士になぞえて、ホワイトナイトというのです。

これに関連して、ポイズンピルという買収防衛策がありましたね。これは、買収しようとする側が相手企業の経営権を取得するために、発行株式数の一定割合以上を買い占めようとします。そこで、この防衛策として、あらかじめ既存の株主たちに「一定の条件で新株を受け取れる権利」を与えておき、もしも敵対的買収者が株式の買い占めを始めたら、その仕組み(一定の条件で新株を受け取れる権利)を発動させるます。それにより株式の発行数を増加させ、意図的に買収する側の保有割合を相対的に小さくしますね。これで、買収は、困難になります。

たとえば、A社の総発行株数が1000株として、買収相手に600株買い占められたとします。そのときに、先ほどの仕組みを発動して、A社の総発行株数を1800株にします。そうすると、発動前では、買収相手のA社の保有割合は60%で、実質的に経営を主導できますね(経営権の取得成立)。でも、発動後、買収相手の保有割合は33%になります。相対的に小さくなりましたね。つまり、A社の経営権の取得が困難になります(保有割合が過半数に達しませんからね)。この例として、楽天フジテレビ買収事件がありました。結局、楽天は、今年になり、フジテレビの全株を売却しましたね。

最後に、PBRですが、これは株価純資産倍率と言われるものです。株価と1株当りの純資産の比率を表す指標ですね。純資産は、ほぼ自己資本に等しく、総資産から負債を引いたもの、つまり、自由に使える資産ですね。1株当りの純資産とは、純資産を発行株数で割った値です。このPBRの値が高い企業は、株式市場がその企業に対して、簿価(財務諸表に出ている純資産の数値で,企業が決算時に発表する数字ですね)以上の価値を見出していることを意味します。つまり、簿価には表れない保有技術やノウハウ、人材などを積極的に評価していることですね。

たとえば、古い民家があり、売りに出ているとします。その建物は、400年の歴史があり、文化的に貴重なモノです。それに付随する土地は、100坪くらいで、その土地の値段は、時価3000万くらいですが、土地と建物で、2億円の場合、建物の付加価値が、1億7千万円になります。この建物が評価されているわけですね。このようにこの古い建物には、存在価値があります。この価値をどう目利きするかです。なんでも鑑定団の鑑定が必要ですね。

一方、この映画「ハゲタカ」のようにPBRが1未満の場合は、どうなのでしょうか? PBRが1を下回っている場合、株式市場が評価している株価は企業の清算価値(会社を解散した時、最後に残る純資産、つまり企業が所有する総資産から借金である負債等を返して残った資産)を下回っていることを意味して、投資判断における一種の危険信号を発しているわけですね。

でも、見方を変えれば、投資して、儲かれ可能性もありますね。企業の見えない価値を目利きする能力が必要になります。なぜか、と言うと、もしかして。その企業には、特別な技術があるとか、すごい人材がいるとか、その企業の土地には金脈が眠っているとか、などの見えない付加価値が存在している場合ですね。そこの株を購入して、すなわち、投資をして、上手く経営すれば、株式市場で、評価され株価の上昇をもたらして、投資が成功するわけです。しかも、安い株価で購入出来ますからね。儲けも大きいわけです。投資ファンドは、このような会社を狙っています。NHKドラマ「ハゲタカ」では、レンズ磨きの名人という、すごい人材をファンドは狙いましたね。

ついでに、PBRと供に用いられる言葉に、PERがあります。株価収益率と言います。こちらの方が、ポピュラーな言葉ですね。株価と1株当りの利益の比率を表す指標ですね。これは、発行株数X株価、つまり、株式時価総額を企業の当期純利益で割った値と同じですね。このPERが高いと、株式市場での買われ過ぎで、バブル的でこの先下がる可能性がある、いやまだ上がるかも、そして、PERが低い場合、この企業が利益を出しているのに、株価が低いと思い、買い時か、などの株売買の判断材料に使われますね。要は、企業の株価と出している利益の関係をびて、株価売買の時期を判断するわけですね。

以上、映画「ハゲタカ」から、ファイナンスの買収関係の言葉が、復習できましたね。結構覚えていましたか?何度も復習が必要ですね。

でも、なんだか昨年からの金融崩壊で、映画としては面白いですが、あまり興味を持ちたくない分野ですね。

posted by お坊 at 02:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月09日

自分の人生の青い鳥?

最近、自分の事務所開設準備で忙しくなり、昔ほど、本が読めなくなっています。結構、疲れ気味ですね。皆さんは、体調は如何ですか?

ところで、このブログも今回で、ちょうど100回となりました。うれしいですね!で、今回は、人生の自分の夢、したいこと、つまり、心理学でいう、”自我の欲求”から”自己実現”へのプロセスについて、話したいと思います。

心理学に、マズローの欲求5段階説という理論があります。人間は、下から順に欲求があり、段階を踏んで、その欲求を満足して行き、最終段階として”自己実現”へと至ります。それを5段階で説明した理論がマズローの欲求5段階説ですね。もちろん、提唱したのは、アブラハム・マズローで、人間性心理学の創始者です。

その説に従うと、人間は、まず生理的欲求、つまり、食べたり、寝たりなどの人間が本来持っている欲求を満たすことですね、が、次に、この生理的欲求を毎日継続して満たされるようにとの欲求、安全の欲求が出てきます。当然ですね。今の時代でも、突然、会社を解雇され、就職も、そして、 寝る場所もなくなってしまった派遣社員の欲求ですね。

そして、安定した生活が送れると、つまり、安全の欲求が満たされると、今度は、仲間、同僚、結婚相手が欲しくなって来ます。人間は、1人では生きられませんからね。コミュニケーションが必要になります。最近は、四六時中、コミュニケーションしていますが、これは、携帯電話の普及によるものですが、如何なものでしょうね。電車の中での、携帯電話と向かい合って姿勢のなんと多いこと?このような欲求を社会的欲求、または、所属と愛の欲求と言います。後の方がわかりやすいですね。

さらに、社会の中で働いたり、生活してくると、自分が目立ちたい、支配したい、好きなようにやりたいなどの自我(エゴ)が芽生えてきます。この欲求を尊厳の要求、または、自我(エゴ)の欲求と言います。これは、わかりますよね。会社の中で、年月が経ち、地位も上がると、部下を支配したり、自分の戦略を実行したくなりますよね。自然な欲求です。

でもね、ここからが、人間力が必要になってくる段階なんです。なぜなら、自我の欲求は、自分よがりで、周りに共感を得られない場合が多いからですね。そこで、満足している人も、確かにいますが、本人にしては、つまらないと思いますよ。回りの共感を得るためにお金を使う人もいます。でも、お金がなくなると同時に、おさらばです。”金の切れ目は、縁の切れ目”とよく言いますよね。

そこで、人間は本当の自分を見つめるようになるのです。つまり、自分の青い鳥を探し始めるのです。この欲求を自己実現の欲求といい、一番レベルの高い欲求です。論語に、”吾(われ)、十有五にして学を志す。三十にして立つ。四十にして惑わず。五十にして天命を知る。云々”という言葉があるように、志を持って人生を送り始めて、人生の目的に迷うようになり。そして、その解決を求めて人生を送り、漸く自分の進むべき道がわかり始めますね。私も、50歳で、会社を辞めて、3年掛かって、漸く自分の進むべき道がわかりましたね。そのお陰で、このブログも始めましたが、最近、とても充実してますね。

ここが大事です。人生としての自分の進むべき道を見つけることですね。これが、自我の欲求から自己実現へのプロセス(考え方の転換手順)です。このために必要になるのが、情熱(パッション)、能力、価値ですね。情熱は、自分の内なる思いの強さです。”自分の一生の中で、何かしたい、やり遂げたい”という思いが湧き上がってきます。そのためには、自分の内なる声を聞く必要がなりますね。普段の忙しい意毎日から逃れて、自然の中で思索するのが良いと思います。あるいは、早朝の散歩しながら考えること、座禅をすることも良いですね。

情熱が出てくれば、目的に向かって、自分から積極的に、能力向上に努めるようになります。たとえば、三浦雄一郎さんですね。高齢でのエベレスト登頂を目指して、毎日のハードな肉体トレーニングをしていました。まさに、エベレスト登頂という、情熱がもたらしていましたね。

このように能力向上に努力していると、自分に対する見る周りの目が変わってきます。最初は、”何やっているのかな?”という疑いの目?、そして、だんだん好奇心の目に変わって行きます。これが、他人の共感ですね。これにより、自分の価値を認められるようになる。さらに良いことは、この他人に認められることで、自分も喜びを感じるようになり、よりがんばるという好循環が生まれます。このような好循環のスパイラルに入ると、ますます自己実現に近づきますね。

このプロセスが、人間にとって重要なことではないでしょうか!そして、自己実現を追及、つまり、人生の青い鳥をさがしながら、人生を終えることの喜びは、どんなものでしょうか!でも、やっぱり、実現して終えたいですが、また次の青い鳥を探すでしょうね。

最後に、100回を終えた後に、自分がしたいこと(自己実現の欲求)を本格的に開始しようと思っていたことがあります。それは、全国の次世代のビジネスパーソン(何らかの仕事に携わっている方々)にローコストで、独力で、仕事をしながら、人間力を含めたビジネススキルを育成するための支援事業を立ち上げることです。そのための準備で、現在忙しいのですが、

双方向での学習支援で、これにより次世代の若い人(30代から40台の仕事経験のある人)向けに、基本的な考え方を学んでいただき、普段の日々の行動を通して、実践的に応用してもらう形です。必要なものは、安価な費用とPC(インターネットに接続された)ですね。個別通信は、スカイプでのテレビ電話を考えています。詳細は、後日発表します。費用については、その10+%を貯えて、全国でのセミナー、勉強会の費用に充てたいと考えています。ぜひ、みなさんにも、ご協力お願いします。
posted by お坊 at 23:49| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 人生 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月08日

金融商品のリスクとリターン!

あなたは、リスクとリターンについてご存知ですか?

当然、知っていますよね。最近、富みに新聞等で出て来ますからね。リターンについては、意味を知っていると思います。「リターン」とは、ある金融商品を購入することで、得られる成果(収益)のことですね。でも、「リスク」は、どうですか? そうです、そのリターンの不確実さの度合いのことですね。

ところがですよ、みなさん、一般にリスクというと、「損失をこうむる危険性」と考えて、また、そういう風に使われます。確かにそういう面もありますが、本来は、「リスクが高い」とは、損する場合も、得する場合もありで、”リターンのブレ幅”が大きいことを意味しますね。

たとえば、金融取引のFX(外国為替証拠金取引の通称で、外貨投資の一種)では、証拠金(預けた金額)の数十倍もの取引が可能ですが、期待した通りに為替相場が変動すれば大きな収益を得られる反面、巨額の損失を被る可能性もなります。ここでの収益、損失のブレ幅がリスクです。
つまり、証拠金の数十倍のリスクですね。

そして、金融リスクは、大きく3つに分けられますね。

1.市場リスク:株価や為替相場の変動によるリスクで、「価格変動」「為替リスク」「金利リスク」などがあります。

2.流動性リスク:現金が必要になった際、その金融商品をすみやかに現金化出来なかったり、そのために多額のコストが発生する場合ですね。

3.信用リスク:デフォルトリスクとも言います。金融商品を発行する企業が経営破錠したりして、当初の契約が履行されなくなってしまうリスクです。これが、今発生しているサブプライムローン問題、およびそこから派生するリスクです。CDS(クレジット・デフォルト・スワップ:取引先の倒産に備える保険のようなもの)などですね。

でもね、金融商品は、ギャンブルみたいなモノで、結局は、胴元、すなわち、発行元、販売会社が儲かるようになっており、一般人は手を出しちゃいけません。最後は、負けますね。また、金融業界は、あの手この手と品を替えて販売してきます。気をつけましょう。というより強欲にならないことですね。

金融商品を推奨する業界人の言動に注意した方がいいですよ。特に、経済評論家、経済アナリストには、金融業界の代弁者が多いですからね。あなたも、かれらの言動に乗った口じゃありませんか?

どうしても購入したいなら、損しても気にならない金額ですることです。これが、リスクヘッジというものです。リスクを最小限に回避することですね。

(出典:「手にとるように金融がわかる本」オフィステクスト著、かんき出版刊より)
posted by お坊 at 09:40| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月06日

プロフェッショナルなビジネスパーソン(2)

前回は、問題分析から課題抽出までをお話しました。現象と問題の違い分かりましたね。そうです。現象により、予期せぬ利益、損失を招いた時を問題と言いました。

今日は、課題抽出後の戦略的行動のお話です。まず、ここでは、その課題、すなわち、これから行う方向性、が決まったわけですから、目標設定が必要ですね。で、このレベルがキーになります。今、この課題が、会社全体、事業部、部門、などのどのグループ(組織)のどのレベルでのことか、です。

ここでは、部門、たとえば、A社の第一営業部の課題としましょう。A社のセールスエリアに競合が進出して、積極的な販売活動で、先月の売上が落ち、予定売上に達しなかった、とします。これは、売上が落ちた、という現象ですが、これにより予定売上に達しなかった、という問題になりますね。

で、問題を何度も分析して、原因と条件を抽出して、課題として、”商品の差別化と販促活動強化で、売上回復を図る”、を決定したとします。次に部としての目標設定ですね。この目標設定は、明確な数字で表す必要があります。たとえば、”目標は、これから3ヶ月間で、売上をXXにする”などのように、期間と売上金額などの数字の明記が必要ですね。

そして、部門での戦略構築です。そのためには、戦略構築のためのビジネス現状を再度分析する必要があります。ただ、前回話したように、問題の全容は、もう既に把握しています。これを活用します。

戦略は、ヒト、モノ、カネの関係性の構築ですから、この3W1H(自社が、誰に、何を、いくらで)の切り口で分析、この例の場合、競合の現状と、自社の現状を比較検討し、自社の強みが発揮できる、競合とかち合わない市場に重点販促を行うなどの、戦略プランを幾つか作り、比較評価します。もちろん、競合メーカーと自社の力関係、商品構成などで、色々な戦略(競争戦略と言います)が考えられます。この考え、切り口が、経営学の戦略論で、特に事業戦略になります。もちろん、お金についての分析も必要ですが、つまり、売上傾向、利益率などの分析。

会社全体の戦略は、成長戦略になります。会社は、永続的に成長する必要がありますので、どうすれば成長するか、という戦略を考えますね。この中で、ビジネスパーソンは、どう行動するかですが、経営幹部は、会社の成長戦略、部長クラスは、競争戦略ベースで、考え、行動すべきですね。一般のビジネスパーソンは、部、または、課で決めた戦略プランに基づいて、日々の仕事での戦術を考え、行動するのですね。戦略、戦術については、2月20日の当ブログ”戦略、戦略って人は言うけど、、”を参照願います。

で、この戦略、戦術策定のためのビジネス分析方法として、定性的分析定量的分析があります。定性分析とは、誰が、誰に、何を、いつ、どのようにやるか(5W1H)、または、誰が、誰に、何を、いくらで販売・提供するか(3W1H)の分析です。この分析には、当然、経営戦略論が有効ですね。

でもね、ビジネスでは、最終的にはいくら儲かるか、あるいは、儲けるためには元手がいくら必要か、とのお金に関することが重要です。結局、元手、つまり、資金が必要であり、そのためには、利益が出せるという証拠、約定が必要になるのです。これにより銀行、株主から資金を得られますね。このお金に関する分析が、定量的分析です。これに有効な考え方が、ファイナンス理論ですね。ですから、プロフェッショナルなビジネスパーソンは、この知識が絶対必要ですね。学び方については、別のブログ”学ぼう”で、書きたいと思います。

以上、2回に渡って、プロフェッショナルなビジネスパーソンの考え方、行動について概略を説明しました。今回の話では、戦略策定のためのビジネス分析で、経営戦略論が有効な定性的分析、そして、ファイナンス理論が有効な定量分析の2つで考える、というのが重要ですね。また、その経営戦略論での戦略については、会社全体、事業部、部門などの各層で、異なることですね。

また、プロフェッショナルなビジネスパーソンは、自分で、考え方の切り口、手順(ビジネス上のプロセスマップ)を持っていて、適宜、これを使って、問題解決、新しいビジネスモデル構築を考えますね。

皆さんも、このようなビジネス上のプロセスマップを身に付けましょう! そのヒントは、このブログでこれまでも、そして今後も提供していきます。でも、最後は、自分の頭で、汗を出しながら、考えるのですよ。でないと、身に付きませんね。がんばりましょう!
posted by お坊 at 02:19| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月05日

プロフェッショナルなビジネスパーソン(1)

このブログを今年1月末に開始して、はや4ヶ月を過ぎ、もう直ぐ100回を迎えます。よく続いたものだ、と自分に褒めています。これからが、シンドイかも、、

ところで、私は、ビジネスパーソン(すべての仕事をしている人々)が仕事をする上で、役立つ考え方、知恵を自分の体験、日々の活動、学びから得た気づきに基づいて、提供しています。そこで、今まで100回近くのブログについて、鳥瞰的に整理としたいと思います。そして、プロフェッショナルなビジネスパーソンは、どういう考え方、行動をするのか、私なりの知識の鳥瞰図を2回に渡って示したいと思います。

まず、プロフェッショナルなビジネス行動とは、自分が関わるビジネスの現状を理解(分析)し、問題点を見つけ、改善のための課題を選択し、目標を設定し、期間を決めて、戦略的に(手順を踏んで)、適切な戦術による一連の行動です。そして、決めた期間内で、定期的に進捗状況を確認しながら、そのつど戦術を選んで、実施する、このような考え、行動を効率的に機敏にするのが、プロフェッショナルなビジネスパーソンですね。 

ビジネスを分析して、何らかの問題を見つけますが、この問題とは、”理想、または期待される状態と現実の状態とのギャップ(差)”です。これには、2通り考えられますね。現実が理想の状態を上回るギャップ、と現実が理想の状態まで至っていない下回るギャップがあります。上回るギャップでは、その原因を探り、現実の状態をより高いところに持っていく方策を考えます。また下回るギャップでは、何が原因か探り、現実を理想の状態に持っていく方策を考えるのですね。それぞれの問題を「目標向上問題」、「現状回復問題」と呼びます。

でも、難しいのは、この問題発見です。発見できて、課題を見つければ、成功へのプロセスの70から80%達成となりますね。ところが、このプロセスで、問題と現象を混同します。現象と捉えると、問題解決は出来ませんね。

では、現象と問題は、どう違うのでしょうか?
たとえば、「山火事が発生した」 これは”問題”か、”現象”のどちらでしょう!答えは、”現象”ですね。理由は、ここでの「山火事が発生した」は、実際、”山で火事が起きた”だけです。ただ起きただけの事実は、”問題”ではなく”現象”なんですね。”問題”というのは、”現象”によって本来受けないはずの損害や利益(ギャップ)を受けた(あるいは受けそうな)状態をいいます。 それで、問題には、「目標向上問題」、「現状回復問題」の2通りがあるわけですね。

そして、現象には必ず原因と条件が隠されています。つまり、”原因”と”条件”が”現象”を引き起こすわけですね。たとえば、最近のクレーン車の転倒事件です。これも、完全点検、基準などの不遵守という原因とその日の強い突風という特殊な条件で、この事件(現象)が起こりました。そして、悲劇な人身事故となりましたので、現象から問題となりましたね。

次に課題ですが、日常の仕事上の問題は、たくさん発生しますが、その原因を探ると、共通項を見つけることが出来ますね。たとえば、トヨタは、問題が発生した時、その原因追求のために、”「なぜ」を5回繰り返せ”と言いますね。それは、原因を徹底的に追究することで、色々な問題の諸悪の根源を探るためなのです。このように本質的な原因(諸悪の根源)を探り、問題が改善可能で実行可能なもので、優先度の高いもの、それが課題ですね。ここで、問題は、”xxxできない”などの否定の表現になるのに対して、課題は、”xxxできるようになる”という肯定的な表現になりますね。

たとえば、”近くに競合店が、オープンしたので、売上が落ちた”という問題(現象じゃありませんね)。”商品の差別化による売上回復を図る”という課題ですね。

この課題が決定すると、目標設定、戦略、戦術という、経営戦略的行動を行うのですね。今回のお話は、ここまでですが、今回の重要なことは、ビジネスの現状を十分に理解する方法を覚えることです。つまり、現象と問題の違いを理解する。そして、そこから課題を取捨選択するですね。これにより成功へのプロセスの70から80%を行ったことになります。

企業全体のビジネス分析では、この課題を徹底するまでを、環境分析といい、企業を取り巻く外部環境と企業自身の内部環境の2つの視点で分析しますね。そして、3W1Hで、既存ビジネスから脱する、または、発展的なビジネスモデルを構築して、現状ビジネスの問題を解決して行きます。

この3W1Hは、企業が、誰に(Whom), 何を(What), いくらで(How much)でビジネスモデルを構築することで、要は、”ヒト、モノ、カネの関係性”をどう構築するかですね。
posted by お坊 at 02:01| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月04日

これからの時代に必要な商品戦略!

今の時代、商品・サービスがなかなか売れませんね!でも、売れているモノも多々ありますね!

たとえば、昨年秋から冬にかけてのヒートテック商品(ユニクロ)、また、花畑牧場の生キャラメル、ガトーラスクなど、現在も超人気ですね。このような売れる商品にするための方法は?

では、これからの時代にマッチした商品戦略は、如何すればいいんでしょう!私も、大学院等でマーケティングを学び、また、数多くの本を読んでも、なかなか良い考えに至っていないのが、現状です。確かに、顧客志向でのコンセプトを明確にして、商品企画しての開発、販売というのが現在のやり方ですね。

でも、このコンセプトがクセモノです。色々な考えが入りすぎて、複雑になり、消費者にそのメッセージが伝わりにくくなって来ています。消費者の視点が軽視されて来ているわけですね。

たとえば、消費者が、商品を購入する際、企業からの「これは、xxxという商品(サービス)です」というメッセージ(コンセプトの説明)から判断して、自分に理由付けして、その商品購入を決定します。でも、「商品Aは、都会を自由に闊歩する若年女性のためのリラクゼーション・アイテムである」、「商品Bは,味とコクを求める生活者のためのチーズである」、「商品Cは、業界トップの売上を目指す、新しいタイプの飲み物です」などのように、製品コンセプトとターゲットが入り混じった記述になって来てます。メーカーの企画、開発、販売の思惑が入りすぎているんでしょうか?または、考えすぎてるのでしょうかね。

そこで、これらを解決できる?面白い理論を見つけたので、紹介します。それは、プロダクトコーン理論です。考案したのは、森 行生(モリ ユキオ)氏で、その著作「シンプルでマーケティング」ソフトバンク・クリエイティブ刊、に説明されているものです。これについて、紹介しますね。

まず、お菓子の”とんがりコーン”をイメージして見てください。その1個の”とんがりコーン”を上から3つに分けます。一番上の帽子の部分が、”エッセンス”、2番目を”ベネフィット”、最後の部分を”規格”を表すとします。まあ、三段のダルマ落とし、3段の跳び箱のイメージでも良いですよ。

エッセンスは、商品・サービスが持つ性格(擬人化)
ベネフィットは、消費者の得するコト、モノ
規格は、企業側の商品定義

以上3つでプロダクトコーンを構成するのです。そうすれば、商品・サービスの性質について、明確に出来、消費者にとって、商品・サービスの特性が分かりやすくなりますね。つまり、消費者が、購入する際の判断がし易くなり、自分に理由付けし易くなります。そして、購入ですね。

具体例で説明すると、たとえば、Aさんという人がいたとします。Aさんは、東大出身、身長180cm、品のある整った容姿で、ちょっと痩せ型。うらやましいですね。そして、外務省に勤務の29歳で、成城学園の閑静な住宅街の1軒家に住んでいます。ここまで述べた特徴は、”規格”ですね。

でも、このままでは、Aさんの人柄は、おぼろげにしか分かりません。そして、こうした特徴から、Aさんの感じは、いかにもステレオタイプの面白みのない人間に思え易いですね? そこで、”エッセンス”の登場です。Aさんは優しい。何事にも気配りを忘れず、バランスのとれた性格です。ちょっとクールで理性的で賢い。でも女性に手が早い。これが、Aさんの”エッセンス”ですね。

次に、”ベネフィット”です。Aさんと一緒にいれば、人に自慢でき、自分の上昇志向を充たしてくれるかもしれない。いろんなことを教えてくれるかもしれない。また、結婚すれば、Aさんの自宅に住めるので、家賃が浮いてお金が貯まるかもしれない。これらすべてが、”ベネフィット”ですね。

どうです。このような多面的な説明で、Aさんの人格が浮き彫りになり、イメージし易く、記憶に残ります。つまり、全体のイメージが摑みやすいわけですね。ここがポイントです。

したがって、モノの特長を述べる際にも、この理論を使って、まず、機能や商品の定義を説明します(規格)。次に、その商品を買うと何が得かを説明する(ベネフィット)。最後に、商品のイメージを擬人化して述べますと、極めて記憶に残りやすいですね。上記の例のように、説明の順番を変える場合もありますが、要は、3つの部分で、全体のイメージを創造し、関係付けて、説明するのです。言って見れば、相手の記憶を倍増させるための、3段ロケットですね。

このプロダクトコーン理論は、人の記憶に留まり易い最も効率的なシステムです。また、記憶の効率がよければ、無駄な広告は必要なく、経費の節減になるわけですね。

この理論の応用として、営業活動での自分の売り込み、また商品の売り込みに有効ですね。いろいろな所で、使ってみましょうよ!

(出典:「シンプルでマーケティング」森 行生著、ソフトバンク・クリエイティブ刊より)
posted by お坊 at 01:24| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月03日

できる人の新聞活用法!

あなたは、毎日、新聞を読んでいますか?

特に、日経新聞ビジネスアイは、ビジネスパーソンには必読ですかね。私は、毎日は、日経、ビジネスアイは、読みませんし、定期購読していません。家内のため、と自分の10分間の雑学的情報収集のために、一番安い産経新聞を定期購読しています。

基本は、インターネットでの各新聞閲覧ですね。三紙(朝日、日経、読売)を比較閲覧できるのは、良いですね。これは、このブログにリンクを張っていますから、ご覧になって下さい。また、ビジネスアイ日経産業新聞は、すべての紙面がネット上で読めますので、毎日利用しています。ただ、日経産業新聞は、登録(無料)が必要です。これは、便利です。必要な記事を、カット&コピーして、グーグルノートに保存できますからね。グーグルノート便利ですよ。

もちろん、日経は、時々、駅売店で購入して、読みます。特に、月曜日ですね。景気指標が出ており、これを切り抜いて、ノートに挟んで置きます。この指標は、1週間に1度掲載され、週単位、月単位、年単位で比較でき、世の中の景気動向を見るのに便利ですね。皆さんも、この景気指標をファイルに挟んで、カバンに入れておき、客先で、このファイル(景気指標)を見ながら、これからの景気動向の私見(これが、難しいと思いますが)を述べると、”こやつ、できるな!”と相手に思われますよ。外見も必要ですね。

で、今日お話したいのは、特に、日経の活用方法です。よく日経の1面を読め、と言われますが、私も、会社人間時代には、そう思っていました。でもね、最近、今考えを変えました。1,2面は5分ぐらいで流し読みで、大事なのは、企業面消費者面ですね。なぜなら、そこには、ビジネスモデルが記述されており、そこから新しいビジネスモデルの発想、あるいは、現状のビジネスも出るの欠点を探ることが出来るからです。ビジネスの最新のケーススタディの学習になりますね。

私が会社人間時代は、お客とのコミュニケーションのために日経を読んでいたので、1,2面を中心に情報を知るだけ、つまり、知識だけでよかったからですね。また、これも、3年目までのビジネスパーソンには、必要なことでしょう。せいぜい、5年目までですかね。

でも、5年目以上の中堅ビジネスパーソンは、それでは駄目です。会社の売上貢献に寄与するビジネスモデル構築、企画提案が必要になりますからね。でないと、会社にとって、存在価値がありません。当然、こんな厳しい時代には、”はい、さよなら”ですね。

では、日経などのビジネス紙からビジネスモデルをどう連想するかですが、これについて、非常に上手い方法を考案し、解説した書籍がありました。それは、「日経新聞で鍛えるビジュアル思考力」板橋 悟著、日本経済新聞出版社刊、です。実は、この本は、昨日、私のお客に行く時に立ち寄った本屋で、たまたま見つけたものです。こういう時は、気分がいいですね。これがあるから、本屋通いが止めれません。

その中で、新聞の記事は、5W1H(いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)という視点で書かれています。この文章作成方法は、学校で習いましたね。でも、ビジネスパーソンにとって大事なのは、3W1Hです。誰が(Who),誰に(Whom),何を(What)、いくらで(How much)です。

なぜでしょうか?それは、先ほど述べたように、ビジネスパーソンにとって必要なのは、ビジネスモデルの発想です。このビジネスモデルは、”行商のおばさん”でしたよね。(3月19日の”ビジネスモデルって何でしょう!”をご参照下さい。)で、ビジネスモデルは、”ヒト、モノ、カネの関係性”ですね。そして、ビジネスモデルを理解するには、この ”ヒト、モノ、カネの関係性”を把握すればよいのです。

経営学では、戦略とは、ドメインを考えることなのです。ドメインとは、企業が、誰に、何を、どのように行うか(たとえば、サービスを行うなど)です。まさに、”ヒト、モノ、カネの関係性を考える”ことですね。

ヒトは、”誰が”と”誰に”、モノは”何を”、そして、カネは”いくらで”ですね。つまり3W1Hになります。この関係を記事の中で考えるのです。記事は、5W1Hで書かれていますから、3W1Hに変換が必要です。パズル感覚ですればよいですね。

著者は、記事にマーカーペンやボールペンで目印を付けて楽しみながら?解き明かしています。その時、当然、記事に出てこない部分、たとえば、誰に課金するのか、だれからお金がもらえるのか、誰にモノ(サービス)を販売するのか、などを見つけるのです。それが、ノウハウの場合が多いですね。

また、このパズルを解く場合、2つの頭で考える必要がありますね。”消費者のアタマ”と”経営者のアタマ”です。分かりますよね。顧客志向の考え方と会社(普段の思考)の考え方ですね。

如何でしたか? 明日から、日経新聞などの読み方(深読み)を変えてみませんか?そして、自分の仕事に活用してみては? ”できるやつ”になりますよ!

(出典:「日経新聞で鍛えるビジュアル思考力」板橋 悟著、日本経済新聞出版社刊より)
posted by お坊 at 00:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ビジネス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。